人はなぜ眠るのか?睡眠に隠された秘密を科学で解説!「睡眠の科学」
一日どれくらい眠っていますか?
8時間?それとも4時間?睡眠時間は人それぞれですが、「年齢と睡眠時間の関係」について考えたことはありますか?
人はなぜ眠らなければいけないのか?
私自身、高校生の頃は8時間ほど眠っていました(受験期を除き)。現在は6〜7時間くらいの睡眠が習慣です。だいたい夜9時に寝て朝4時ころに起きるというリズムです。年を重ねるごとに睡眠時間が少しずつ短くなっている気がしますが、それでも健康に過ごせているのは不思議なことです。「そもそも睡眠って何だろう?」「なんでこんなに必要なんだろう?」と思い、手に取ったのが 『睡眠の科学』 という一冊でした。
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睡眠の秘密に迫るマウス実験
この本には、科学者が「睡眠の必要性」を明らかにしようとした実験が紹介されています。その方法とは……睡眠を無理やり削ってみること。マウスを使った実験では、眠りそうになるたびに刺激を与え、強制的に起こし続けます(ちょっとかわいそうですね)。その結果、マウスには以下のような変化が現れました。
•運動能力の低下
•体毛が抜け落ちる
•体温調節ができなくなる
•食べる量は増えるが、体重は減少し続ける
そして最終的には命を落としてしまうという衝撃的な結末に。
この実験からわかるのは、睡眠は動物にとって欠かせない行為であるということです。
驚きの睡眠トピックス
『睡眠の科学』では、「なぜ人は眠るのか?」や「睡眠の役割」に関する最新の研究が紹介されています。中でも私が驚いたのは以下の2つ。
1.年齢と睡眠時間の関係
赤ちゃんは1日18時間、若者は8時間、そして高齢者は4時間ほどと、年齢が上がるにつれて必要な睡眠時間が短くなるそうです。よく寝る生徒が若いのは証拠かもしれませんね(笑)。
2.睡眠が記憶を強化する
寝ることで新しい記憶が定着しやすくなるという研究結果が!つまり、勉強やスポーツで成果を上げたいなら、睡眠を削るのではなく、しっかり休むのが正解ということです。
あなたの睡眠はどうですか?
「寝だめができない理由」や「夢の役割」など、日常の疑問に答えてくれる情報が満載の一冊です。睡眠を科学的に理解することで、自分の生活リズムを見直すきっかけになるかもしれません。中身がギュッと詰まった“地味スゴ”な本でした。興味があればぜひ手に取ってみてください!
P.S. あなたは今何歳ですか?
睡眠時間が少し減ってきたのは、もしかしたら「年の功」なのかもしれませんね(笑)。
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