粉塵爆発の実験!スリリングなチャレンジ(実験方法や安全面について)

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

科学部で、粉塵爆発(ふんじんばくはつ)という少しスリリングで危険な実験に挑戦しました。実験方法等についてまとめたので紹介します。粉塵爆発が起こる条件は・火種 ・酸素 ・空気中に一定濃度以上の粉塵が舞うこと これらの条件を整える必要があります。

準備するもの:

  • 小麦粉(40g)
  • 蝋燭(ろうそく)
  • ゴミ袋(大きなもの)
  • ブロワー(空気を送る装置) amazon
  • バケツに入った水、濡れ雑巾等の火災防止のためのもの

実験方法

  1. 小麦粉を煎る: まず、小麦粉をフライパンでじっくりと煎ります。目指すのは、ほんのり黄色くなるまでで、焦がさないように注意をしながら煎ります。水蒸気が出なくなるまで行うことが大切で20分くらいは行う必要があります。しっかりといることがポイントです。結構これが大変ですが、粉塵爆発の成功のカギとなる大事なステップです。
  2. 装置のセッティング: 煎った小麦粉を専用の実験装置に乗せます。ここが粉塵が舞い上がる準備の場所です。
  3. 蝋燭のセット: 装置の近くに蝋燭を立て、火を灯します。ちょっと緊張感が高まりますね。
  4. ブロワーで風を送り込む: いよいよブロワーの出番です!空気を一気に送り込み、小麦粉を舞い上がらせます。この瞬間、粉塵が空気中に広がり、蝋燭の火がその粉塵に引火します。
  5. 粉塵爆発の瞬間: 火が小麦粉に引火し、パーン!と音を立てて爆発が起こります。目の前で繰り広げられるこの現象は、まさに圧巻です。

科学の力を感じる一瞬は、まさに興奮の連続!です。

粉塵爆発はとても危険な実験なので、大人の立ち合いのもとで行うことが大前提です。また、風の静かな日に外で実施し、火災のリスクを最小限に抑えましょう。実験が終わった後は、周囲の安全も確認して、きちんと片付けを行うことが大切です。特にビニール袋はすぐには触らず少し時間が経ってから片付けることも大切です。

科学のタネを発信中!