サンマの解剖を行いました(アジの代わりに)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
以下の実践を見て、アジの解剖を行いたかったのですが、アジが調理済みのものしか売っていなくてなかなか手に入らなかったので、季節のサンマ(秋刀魚)を手に入れました。
これを6匹かってきて、科学部の生徒と解剖をしました。解剖前にエラの中から外を見てみると、口の方までつながっているのがわかります。
口を開けてみました。
肛門に解剖鋏を入れて切っていきます。
えらまで切っていきます。
次に肛門のところから今度は上に歯を入れて、その後直角に曲がり、エラの方まで切っていきます。
チョキチョキ
切り終わったら、身をバット剥がします。
えらブタの上部の部分だけ外してエラの構造も見えるようにします。
エラの右側に三角形のものが見えますが、これが心臓です。
この黒っぽいものです。
次にエラの付け根に鋏を入れて、内臓を一気に外します。やり方については、上のPDFを見てみましょう。
エラの部分を切ってみてみると、えらの構造がよくわかります。歯ブラシの刃先のようになっています。
心臓も切り離してみました。
なお、アニサキスが2匹見つかりました。しかも生きていました。すごい生命力。
昔同僚で、カツオに入っていたアニサキスを食べてしまった人がいて、その後胃がとても痛くなり、救急車で病院に行って手術でとってもらったという事件が起きました。アニサキス、恐ろしいですね。
今度はイカの解剖をやってみようという話にもなりました。