直列回路における電圧測定の実験のコツ!
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
直列回路の各部分に加わる電圧を測定する実験を行いました。電流の測定よりも注意点の多い実験です。この実験をやる前に、回路を組んだ時に回路の接続部をギュッと押してよく接続するなどの注意点を話しました。
ミノムシクリップは短いものがおすすめです。
使った電球ですが、わざと抵抗の高いものを用意しました。左側の電球は6.3V用、右の電球は3.8V用(そのほかに2.5V用のものもあります)です。これは実験結果がわかりやすくするための工夫です。
2つのクラスで同じ実験をしたのですが、片方のクラスでは、6.3V用の電球を2つ使って実験を行いました。またデジタル電圧計(デジタルマルチメーター、テスター)を使って測定をしました。テスターについては、値が落ち着かない時には、一度電源をOFFにしてからもう一度電圧測定モードに変えることを注意点として伝えました。
使ったデジタルマルチメーターはこちらです。安くて、オートレンジ、使っていないと電源がOFFになる点が気に入っています。ただちょっとちゃちいというか壊れやすいということもあります。
その結果がこちらです。
もう一つのクラスでは、別々の電球を使ってみました。6.3V用のものと、V用のものです。片方があまり光りません。
電圧の実験は傾向が見えるかどうかがわかりにくいので、10班を並べて比較をすると良いですね。ここから傾向を見比べていくと、どちらもVアオとVイエの電圧が同じようなあたいになる傾向が読み取れます。またVイウとVウエを比較すると、Vイエと同じ電圧になっていることもわかります。
電圧がうまく測定できないときはこちらの記事もご覧ください。