反応時間を確かめる実験その1(視覚→脳→脊髄→手の動き)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
#反応速度 を確認する実験を行いました。定規の下に聞き手の親指のところを0にして、相手に持ってもらい、そして定規を落とします。落ちたのをみてから、それをキャッチします。キャッチした時の親指の位置を見て、定規の長さを計ります。
これを4回繰り返して、長さの平均をとって、下の換算表(自由落下の式から換算)を見ながら、反応速度を確認します。
例えばこの場合は22cmだったので次の換算表から確認すると、
換算表はこちら。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1htl5-sBZ4feMomMj9ZefMNwM0f065_eQrJwp5F9m1gU/edit?usp=sharing
0.21秒ということがわかります。あるクラスでやってみると、クラス平均をとってみると0.19秒でした。
別のクラスでは、0.20秒でした。
同じ方法で、音からの時間を試す実験もあります。道具は同じでやり方もほぼ同じなのですが、キャッチをする方が目を瞑ります。そして手を離す方が、手を離すと同時にハイとか声を出します。それを持ってキャッチをするというものです。
こちらの方が実際にやってみると視覚よりも早くキャッチができということです。
音による刺激からの脳の反応時間は0.1秒くらいかかるそうで、これを踏まえて陸上競技ではスタート時、ピストルの音から0.1秒未満にスタートするとフライング(不正スタート)とみなすそうです。