質量はどうなる?沈殿物のできる化学変化(炭酸ナトリウム+塩化カルシウム)

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ケン博士
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炭酸ナトリウムと塩化カルシウムを使った実験の紹介です。炭酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶液を混ぜると、沈殿物ができます。この沈殿物ができる過程で、質量にはどのような変化が起こるのかを調べる実験です。

用意するもの:炭酸ナトリウム水溶液(0.5mol/L 炭酸ナトリウム5.3gを水100mLに溶かす)、塩化カルシウム水溶液(0.1mol/L 塩化カルシウム1.1gを水100mLに溶かす)

こちらは演示実験にしてみました。

今回は演示実験にしました。単に混ぜるだけの実験で質量を観察するだけのものであったため、中継をしながら演示をしました。化学反応式は次のようになり、炭酸カルシウムと塩化ナトリウムが発生します。炭酸カルシウムは水に溶けにくい性質があり、白濁します。

Na2CO3 + CaCl2 → CaCO3 + 2NaCl

実験結果は次のようになり、

混ぜた際の重さは、変化しないという結果になりました。

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