蛍光灯はどのようにして光っているのだろうか

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

蛍光灯・豆電球・LED、すべて光を放つものですが、その放つ仕組みが異なります。今日は蛍光灯について取り上げたいと思います。こちらのサイトにその仕組みが書かれているのですが、

1 フィラメントに高い電圧をかけると電子が飛び出す。
2 電子はガラス管の中に浮かぶ水銀の粒にぶつかって紫外線を出す。
3 出てきた紫外線が,ガラス管の内側にぬってある蛍光物質にあたると,赤,緑,青の光を出し,それが交ざって白色に光って見える。

という仕組みです。電子が飛び出して、水銀原子の電子を弾き飛ばし、電子が励起状態になり、水銀原子が元に戻る際に、紫外線を発生させ、その紫外線がガラス管の内側にぬってある蛍光物質にあたり、その蛍光物質の電子が励起状態になり、電子が戻る際に光を放つという仕組みですね。

こちらにも詳しく解説が書かれていました。なお水銀の他に入っているアルゴンガスの役割としては、放電を開始しやすくなるという意味あいがあるそうです。

玉滴石(ぎょくてきせき)という紫外線をあてると光を放つ石をもっているのですが、その石の発光原理も同じです。また蛍光ペンが光のも、同じ仕組みですね。

緑に光る!ウランに紫外線をあてると…面白い。

 

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