アクティブ・ラーニング時代の「振り返り指導」入門を読みました
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
アクティブ・ラーニング時代の「振り返り指導」入門
という本を同僚の先生から借りて読みました。
この本の中で、「個人的な認知は集団や他者との社会的認知関係によって形成されていく」という記載があり、これが心に残りました。 #個別最適な学び と、 #協働的な学び は相反するもののように思えますが、ここで述べられているように、個人的な認知は、他との関わりによって形成されてていくとすれば、個別最適な学びを実現するためには、共同的な学びは不可欠であると感じたからです。
またG ポリアについても述べられていましたが、私も以前「いかもん」をよんでいました。
いかにして問題を解くか には、解けない問題に出会ったら?の3ステップというものが書かれており、気に入っています。
ステップ1 問題文をもう一度よく見る
ステップ2 手を動かしながら考える
ステップ3 振り返りをする
このステップ3の振り返りについてですが、
・与えられた文字で解答できているかを確認する。
・各段階の計算が正しいかどうかを再確認する。
・この問題が、他の問題に結果が応用できないか考えてみる。
・図形的に解けないかなど、別の解法で解けないかを検討する。
というステップが載っています。問題を解く時のステップではあるものの、学びを定着させるために、振り返りはとても大切だなと感じた次第です。