マッチでドキドキ実験!水素を燃やしてみたら…!?(水素の発生実験)中学1年
水素の発生実験に挑戦!
こんにちは!今日は、理科の授業で行った「水素の発生実験」についてご紹介します。初めての方でも分かりやすく、楽しく読めるようにお届けしますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!
今回は水素の発生の実験を行いました。前の時間に酸素の発生実験をやっています。
まずは準備から!
水素を発生させるには、以下の材料と器具を使います。
材料
•亜鉛(花状、小さな粒状のもの)1g •10%塩酸 7mL
器具
•試験管 2本 •マッチ •燃え差し(火が消えたけどまだ熱いもの) •濡れ雑巾(万が一の安全対策!)
水素を集める手順
① 水素を発生させる!
試験管にうすい塩酸を入れ、そこに花状亜鉛を加えます。このとき、細かい泡がぷくぷくと出てくるのが観察できるはず!この気体が水素です。水上置換法を使って試験管にこの水素を集めます。目標は3本分!出が悪い時にはお湯を使ってなんとか貯めていきましょう。半分くらい貯まったら1本終わりとい感じでいいかもしれません。冬場だったこともあり、出が悪かったです。
② 火を近づけてみよう!
1本目の試験管は空気が混じっている可能性があるので使いません。2本目の試験管に溜まった気体を使って、火のついたマッチを近づけてみます。
さて、ここでクイズ!
火を近づけると、どんな反応が起きるでしょうか?正解は……「ポンッ!」と軽い音を立てて燃えるんです!これが水素が燃焼した証拠です!なお実際にやってみると、「しゅぼ!」っとか「ヒュン」とか色々な音がします。この辺りは物理ですね。
③ さらに実験!
もしもう1本分の水素が取れたら、今度は試験管に石灰水を加えて振ってみましょう。石灰水が濁るのかどうかも確認です。
不思議な亜鉛の謎https://youtu.be/odQ6kgLISng
今回使った亜鉛は「花状亜鉛」と呼ばれる形状のもの。ところが、面白いことに、亜鉛の形状によって水素の出やすさが全然違うんです!ある亜鉛だと泡が勢いよく出るのに、別の亜鉛では「ん?まだかな?」と待つ羽目になることも。不思議ですね~。これってどうしてなんだろう?表面積の違い?それとも純度の問題?こうした「なんでだろう?」を考えるのが科学の醍醐味です!
実験後の亜鉛は黒ずんでいて、光沢がなくなります。次回使うときはやすりがけが必要です。
左 実験前 右 実験後
まとめ
今回の授業では、生徒たちが器具の扱い方や操作方法を1時間でしっかりマスターしたので、次の時間にはスムーズに実験を進めることができました。その姿を見て感動!
https://phys-edu.net/wp/?p=47150
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