水素の性質の確認実験(水上置換法であつめて火をつけてみる)(中学1年)
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
二酸化炭素の発生と水素の発生の実験を行いました。前の時間に酸素の発生実験をやっていますが、水上置換や器具の操作の扱い、試験管の洗い方など一通りを教えるのにどうしても1時間がかかってしまいます。そのため二酸化炭素と水素が次の時間になりました。ただ操作をもうすでに覚えているので、始めてくださいといったら、生徒が動ける状態になっていて感動しました。
二酸化炭素の発生実験
塩酸5%、5mL、石灰石(1かけら)、その他:マッチ、せんこう、燃えさし入れ、石灰水(多くて 5mL)、濡れ雑巾
二酸化炭素:2本目の試験管に,石灰水を加えて振る、3本目の試験管または石灰石の入っている試験管のゴム栓をとり、火のついた線香を入れる
実験の様子 水上置換の準備の様子。ちょっと水が少ない。
二酸化炭素を満たした試験管に、線香をいれてみたときの様子。すぐに消えました。
石灰水をいれたときの様子
水素の発生実験
準備:亜鉛(1g 小さいもの)、塩酸(10%)7mL、試験管2本、マッチ、燃え差し入れ、濡れ雑巾
①うすい塩酸に亜鉛(花状)を加えて発生させ水上置換法で試験管に集める。3本集める。
②1本目はつかわず、気体をためた2本目の試験管に,火のついたマッチを近づける。
③もしもう一本取れれば、石灰水を入れて振ってみる。
こちらは水素の発生。花状亜鉛をつかったのですが、なぜか亜鉛によってすごく水素がでやすいものと、ぜんぜんでないものがあって不思議です。
こちらはすごい水素が出ているもの。
火をつけてみると、「ぽん」という音がかならずしもなるわけではない。ヒュっやボっという場合がほとんどです。
水素の燃える様子
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