マントルはどのようにして溶けてマグマになるのか?
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
マントルとは、地球の地殻の下から深さ2900キロのあたりにある、固体部分のものです。マントルをつくっている岩石はかんらん岩で、地殻をつくる岩石とは異なります。
物質が融ける温度は、圧力が高いほど、高い温度になっていきます。地球の深い部分では、圧力が高いため、かんらん岩質のマントルは融けることができません。
ではなぜマグマが地表に液体となって噴き出すのでしょうか。その答えがこちらのサイトに書かれています。
こちらのサイトを参考にして、簡単にまとめると、中央海嶺の火山は、海洋プレートどうしが離れているところにあります。その割目を埋めるように上昇した温かいマントル(個体)が、減圧融解(サイトに温度と圧力・深さの図があるので見てみましょう)で溶けて、マグマが生じています。このときに溶けやすい成分がマグマに入ってきて、玄武岩質のマグマができるとのことです。
対して日本の火山は、沈み込んだプレートから分離した水と作用をして、上部にあるマントルがとけてマグマとなっているので、そのマグマの由来や仕組みが異なります。
上記サイトに詳しくまとめられているので、お読みください。