なぜ学ぶのか?生物や地学を教えるときの心構え(真鍋淑郎先生の記事より)

サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

ノーベル章を受賞した真鍋淑郎先生の以下の記事を読みました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/646e0f1d7a703ca2ac469f9383200772526baaa2?page=1

私は大学・大学院の時代に気象物理学を学習していました。研究はエルニーニョ現象が今後どうなっているのか?をシミュレーションモデルの結果を用いて解析をするというものでした。真鍋先生の受賞した地球モデルをどっぷりと使っていたということになります。そのような点で、今回のノーベル章の受賞は研究室の仲間一度大喜びで、長いこと話題がつきませんでした。

そんな真鍋先生の上記の記事の中で気になることがたくさんでてきました。

真鍋博士の専門は気象学ですが、国際的な学問のジャンル分けとしては「地球物理学」になります。この地球物理学は、同じ物理学の中でも「理論物理学」ではなく「応用物理学」に属しており、同時に「古典物理学」に属しています。

日本の高校生にとっては気象学は物理には属していません。地学という特殊な科目の一部となっていて、天文学、地質学と一緒に学ぶことになっています。真鍋先生によれば、その結果として「サイエンスが暗記物になっている」のは問題だというのです。

結果的には文系志望の受験生の多くは、理論的な理解を必要とする「物理、化学」を敬遠して、「生物、地学」を選択することになりました。

こちらの通りなのですが、私はもともとは教育学部に入って、地学を勉強して、その面白さにのめり込んでしまったという人で、気象学を勉強して物理がふんだんに使われているということに気が付きました。

「サイエンスは暗記物ではない」

え!地学でこんなに物理を使うの!?っと、まさにこれを体験してきました。さらに真鍋先生は批判をしています。

原理原則の理解から世界を説明し、問題を解決する学問ではなく、現象面とその用語を頭脳に叩き込む「暗記物」になっている

 

大学における文系と理系の区別を廃止すべき

だとのことです。また高校時代には、

大学に入る前に「物理現象を理解し、化学現象を理解して、問題をいっぱい解く」ことが大切

とも言われており、物理・化学・数学の基礎的な力を養成しておくことの必要さを問うていました。やはり宿題などを一定量かすなどをして、生徒には基礎的な力については付けさせなければいけないというのは、大切だということですね。

また生物や地学を教える差には、暗記をさせるということに重点をおかず、仕組みや、システムなどについて、どうしてこうなっているのか?を考えさせる必要があるなと感じた次第です。

いろいろ勉強になる記事でした。

#教育法 #文理分け

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