授業で取り上げたい?熱素説と熱運動

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。 

私は中学2年生のころのことをよく覚えています。熱について教えてもらった時に、「なぜ温かいものの温度は次第に下がっていくのか」という先生からの問に対して、「「冷たい」の元になる物質が温かい物質に移動するために、温度が下がっていく」と発言しました。

当時の先生は今思えば良い先生だったのでしょう。「面白い考えだね。」と、少し喜んでくれました。でももしかしたら、先生によっては期待していた答えとは違っていたので、スルーされていた可能性もありますよね。この考え方は熱素説に近かったので、当時の先生は肯定的にとらえてくれたのかもしれません。

19世紀初めまでは、温度が分子や原子などの細かな振動であるということが分かっておらず、「熱い」「冷たい」という感覚を及ぼす「熱素」という流体が、物質の中にあると考えられていました。これを熱素といいます。熱素は目に見えなくて、重さもありません。このような考えを「熱素説」といいます。淹れたての熱いお茶をしばらく置いておくと、お茶が冷めてしまうのは、熱素説では温度の高い方から低い方へと、つまりお茶からお茶碗や空気中に、熱素が流れ出てしまうためだと説明されます。

生徒の発言から熱素説のようなものが出てくるような、自由な雰囲気を作りたいですし、出てきたときにうまく対応できるような力をつけておく必要があると思いました。

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