学生が生徒に教える冬季講座「未来食堂へ行こう2!」を開きました

サイエンストレーナーの桑子研です。

冬季講座では高大連携の取り組みとして「未来食堂へ行こう!2」を開催しました。文理融合型の授業、または社会とつながった授業の取り組みです。未来食堂という食堂のメニューを生徒が提案し、販促のチラシまで作るという取り組みです。未来食堂は女性の小林みらいさんが一人で経営されている食堂で、いろいろな仕組みを作って動いている不思議な食堂です。生徒のロールモデルにもなるのではないかという期待もありました。

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本校のすぐ近くにあるということから、協力をお願いして、実施にいたりました。「2」とついているのは一度夏季講座で行っているためです。今回新しい試みとしてリーダーシップ理論を学んでいる大学生と連携をして、生徒への指導はすべて大学生にお願いをするという形態で行います。3日の講座でしたが、大学生が細案までつめていろいろと準備をしてくれましたおかげで大成功となりました。

1日目は、学生、生徒、教員の自己紹介からはじまりました。机の並べ方に特徴があり、グループ席と、後ろに一列に見学者が座る席が設けられていました。その後生徒同士のアイスブレイクが行われ、さっそくメニューを考案します。メニューについては、今回は福井県のお豆「打豆」を使った和風と洋風のメニューを考案するというものにしました。

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事前に生徒はワークシートをつかって自分の考える豆料理を考えてきたこともあり、話し合いがさっとはじまり、メニューの考案までいきました。その後、未来食堂に行き、小林さんに提案をします。印象的だったのは、打豆をつかったカレーを考案した生徒の様子です。小林さんに発表をすると「カレーはずるい!」という言葉がかえってきてとまどっていました。カレーにすれば何でもおいしくなるからずるいということのようです。

生徒はそんな指摘をうけて、声もより小さくなってしまいました。その後教室に戻り大学生から「リーダーシップ理論」についての講義を受けました。21世紀型のリーダーシップはリーダーだけが発揮するようなものではなく、誰もが発揮できるということ(権限なきリーダーシップ)を教えてくれました。つまりは場に積極的に参加して、それぞれの役割を果たすこと、それがリーダーシップなのだということのようです。大学生が生徒の中にはいって、メニュー開発の改善について、生徒間の話し合いを活発化させて、介入をする姿が、そのままリーダーシップを発揮していました。生徒も、その様子に心打たれ、もう一度気持ちを奮い立たせていたように感じました。

2日目は、もう一度未来食堂へメニューの提案をしにいきました。カレーを提案した生徒は、もう一度カレーを提案するということにチャレンジをしていました。今度はカレーに打豆を入れるということではなく、ご飯に打ち豆を入れて、打豆の良さを引き出すという案です。どのようになるのかなと、こちらとしてはドキドキしてみていたのですが、無事企画は通りました。生徒はこの経験から自信がついたのではないでしょうか。その後学校に戻って、今度は販促のためのチラシ作りを行いました。

3日目は、未来食堂にチラシを見てもらいにいき、再度いろいろな改善点をうけて帰ってきました。学校に帰ってくると、相互フィードバックが行われました。生徒が生徒に対して、ポジティブなことと、コンスとラクティブなこと(ネガティブなことではなく、相手が前向きになれるようなアドバイス)を、付箋に書き出していきます。そしてお互いにそれらを発表しながら生徒に渡していきます。生徒は恥ずかしそうにしながらも、付箋をうけとって嬉しそうな顔をしていました。

また生徒がこの3日間で得たものを模造紙にまとめさせるという取り組みを行い、まとめた上で黒板にはりつけて、私達に生徒が説明をしました。決して話が得意な生徒たちではなかったのですが、模造紙にまとめるということが、生徒にとって発表をしやすくするという仕組みになっていました。

いろいろな仕掛けを駆使して、学びを最大限にするとう学生の取り組みは、教員の授業でも様々な場面で役立つのだろうなということがよくわかりました。メニューは1月に提供される予定です。もし時期が決まりましたら、みなさんにもご紹介させていただきますね。

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