ゾクっとくる映画『アナと雪の女王』に見る授業改善のヒント!

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ディズニー映画の特徴

もう話題となってずいぶん立っているようですが、 『アナと雪の女王』を見てきました。

ぼくはディズニー作品が好きなのですが、 キャラクターなどがかわいい!から好き!とかではなく、
ストーリーの作り方、何を考えてクリエイターが作っているのかを見るのが 好きです。

教師という仕事はクリエティブな仕事なので、 やはりディズニー映画の作り方を学ぶことは 授業を作るとき、本を書くとき、いろいろな場面で大切になります。

同様の理由でディズニーランドも好きで、ディズニーランドの風景や、建造物、

なぜトゥモローランドはあんなに作りが荒いのか?

やウェスタンランドはなぜあんなに細かいのか?

ということなど、そういうのを考えることが大好きです。 というのもウォルト・ディズニーの伝記?を読んでからなんですよね。 ちょっと高いのですが、特にお気に入りなのが次の2冊です。

ウォルト・ディズニー 創造と冒険の… ボブ・トマス, …

こちらはウォルト・ディズニーがすごいぜ!すごいぜ!っていう種類の伝記です。

創造の狂気 ウォルト・ディズニー ニール・ガブラ…

こちらはウォルト・ディズニーの変人なところも含めて書かれています。

これらを読むと、ウォルト・ディズニーが多くの失敗・苦労をして、 いろいろな感動させる仕掛けを考えてつくった作品が、 映画やテーマパークに見え隠れするから素晴らしいと思います。 話がそれてしまいました。映画「アナと雪の女王」について書きます。

ちょっと映画のネタバレを含むので、まだ見ていない方などはご注意ください。

冒頭であげたどこで一番感動をしたかということについてですが、 ぼくが一番感動をしたのは、 主人公の姉である、魔法が使えるエルサが 閉じられた城から、魔法が使えることがバレてしまい、逃げるように抜けだして、 山頂に辿り着いた次のシーンです。

いろいろな人を実際に傷つけてしまい、自分を制御できず、 さぞかしつらい思いや、後悔をしているのかな? とおもいきや、

顔つきが豹変!

恐ろしくも、解放されたというすがすがしく、 美しい歌いながら、氷の城が組立っていく。

顔つきもどんどん悪女っぽくなっていくのですが、 これがゾクゾクきました。

「うわ〜〜こっわ〜〜〜!!」

って思いました。 でも、よくよく考えてみると、確かにエルサからしたら、こういう気持ちになりそうだな! 自由な世界にきたんだな!って思ったんですよね〜。 あのシーンを見ただけで、この映画を見たかいがありました!

全部を見終わって思ったのは、 ウォーリーをみたときも思ったのですが、 大人から子供までどの年代が見ても楽しめる作品に仕上がっているな! ということです。たぶん大人はエルサが解放され、どんどん悪女になっていくシーンに ぐっと心が引きつけられると思います。

子供なら、お城がみるみる立っていくところや、 トロールのおちゃめな感じ、雪の映像の迫力とか、 雪だるまのちょっとしたギャグだとかが楽しめるでしょう。 (雪だるまのギャグの連発、面白かったです。会場でも笑いが起きていました)

そして結果として、誰も死ぬことがないのも素敵ですよね。

またあの映画には悪役らしい悪役が出てこなかったということも 面白いところですね(小悪党は出てきますが)。 ディズニー映画の物語の作り方は、教材作りや授業作りにおいて、 やはりとっても参考になりそうです。

人間が一番興味をもつのはやはり物語なんだなということもよくわかりました。

例えば、原子分野では科学史と切って授業をすることはできませんね。 そんなとき、科学者の苦悩や発見の喜び、時代背景、 常識の打破!など、人間ドラマを交えた授業をしていくことが大切になりそう。

誰もが楽しめる作りの映像作品ってどういうものなのだろう?

どうすれば授業が楽しくなるのだろう?

本で引きつけることができるのだろう?

ディズニー映画はいつもこれらについて答えの片鱗を見せてくれます。 まだ上映しているのでぜひ御覧ください。

参考

ディズニーランドを科学的にみまわしてみましょう。夢がないとかいわないでね!

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