動画授業とリアル授業の違い

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

最近は時間があまりとれなくなくなってきて、動画授業を配信することも少なくなってきたのですが、数年前まではYoutubeチャンネルの「科学のネタ帳」のほうで、数本公開してきたたことがあります。

そのときに動画で授業を行うということは、準備も含めて大変おおきな手間がかかることなんだなということを実感しました。そしてもう一度挑戦することにしたのですが、行って見る中でいろいろと大切なポイントが見えてきました。

今回はそのポイントについてまとめてみたいと思います。

呼びかけ方を決めておく

 呼びかけの言葉をどうするのかというのが大きな問題です。「みなさんはどう考えますか?」というのが、今までのぼくの問いかけ方だったのですが、例えば「みんなはどう思う?」というようにしたほうがいいのか、「あなたはどう思う?」というようにしたほうがいいのか、見ているであろう人がどんな人なのかをよく考えて言葉を選択する必要があるということを感じました。

言葉は自然にでてきてしまうので、普段の授業のときから統一をはかるといいかなとも感じたり。見ている人は一人だから一人を対象にして「あなたはどう思う?」としてもいいのかもしれません。

ビデオの場合は「みんなはどう思う?」か「あなたはどう思う?」のどちらかがいいのかな…。

目線をしっかりとあわせる

 目線合わせは動画授業ではとくに大切ですが、あまりうまくできていませんでした。ビデオカメラのほうをしっかりとみて、向こう側に生徒がいるとおもって授業をする必要があります。これは慣れもありそう。

ボディーランゲージが以外に大切

テレビなどでも出演者の話の内容よりも、手の動きを目で追ってしまうことがあるように、ボディーランゲージはとっても大切だなと痛感しました。また語り方も、相手がいないのは承知の上なのですが、それでも熱く語るということは必要だということがよくわかりました。

問いを投げかける

「あなたはどう思う?」「みんなはどう思う?」どちらかでしょうか。カメラに向かって問いを投げかけるのは必要そうです。

色を使う

板書や電子黒板を使うときは、色をつかって丁寧に書いていく必要があります。とくに動画授業の場合は誤字などには注意が必要です。文字の大きさなども気をつけなければいけません。話し方ももっとゆっくりと話す感じですね。

撮影時間の2倍はかかると思え

20分の動画授業を作るには、撮影時間は40分かかるし、また編集も大変時間がかかります。このあたりを考えるとコストパフォーマンスは悪いのですが、毎年使えるという利点もあります。

ひさしぶりにやっていい勉強になりました。動画授業とリアル授業に違いは、やはりうなずいてきいている生徒がいるか・いないかの違いです。相手がいると、いろいろとお話ができるけど、カメラだと慣れるまでがむずかしい。

普段の授業でも、これらのことをよく意識できそう。相互作用で授業がうまくなっていくといいなと思っています。とりあえず今できることを一つずつやっていくことにします。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。