これが出る!?事前にセンター物理2018を予想
ケン博士
センター試験物理(発展)について、何が出題されそうなのかを考えてみたいと思います。サイエンストレーナーの桑子研です。
明日にせまってきた平成30年1月13日(土)、14日(日)に迫ってきた大学入試センター試験。今年も2日目に行われる物理(発展)について、どのような問題が出るのかを予想してみました。3年前の新課程になってから本試験にて出てきていない問題で、基礎的なものや特に大切なものから予想をしています。今までの傾向もあわせて記載したので、最後のツメや確認にご利用ください。
力学
いままで扱われた問題(力学)
※ 表記の注意 7(27年度)8(28年度)9(29年度)。また 小 がついているのは第1問の小問集合で扱われたものです。
- 8 小 放物運動
- 8 小 放物運動
- 7 小 力のモーメント
- 9 小 力のモーメント
- 7 運動量 壁のバウンド
- 9 小 2物体の衝突
- 7 バネのもつエネルギー
- 8 小 作用反作用の法則
- 7 小 円運動
- 9 エレベーターと慣性力
- 9 円錐の円運動
- 8 2物体の単振動
今までの傾向
- 満遍なく出ています。
- 力のモーメントの扱いが多かったようです。
予想される問題
- モンキーハンティングのような2物体の放物運動
- 惑星の運動 ケプラーの法則 楕円運動 第一宇宙速度 第二宇宙速度
熱力学
いままで扱われた問題(熱力学)
※ 表記の注意 7(27年度)8(28年度)9(29年度)。また 小 がついているのは第1問の小問集合で扱われたものです。
- 8 小 Q=mcΔTをつかった問題
- 8 ボイルシャルルの法則を使う問題
- 9 P−V図をつかった問題
- 7 P-V図をつかった問題
予想される問題
- 状態変化をともなう熱量の問題
- 熱量保存の法則に関する問題
- 分子運動論の問題
- 自由膨張の問題(過去にでたことがある)
波動
いままで扱われた問題(波動)
※ 表記の注意 7(27年度)8(28年度)9(29年度)。また 小 がついているのは第1問の小問集合で扱われたものです。
- 7 小 波の回折
- 8 小 正弦波の式
- 9 小 音の屈折
- 9 ドップラー効果
- 8 ドップラー効果
- 9 小 レンズ
- 7 干渉
- 8 薄膜
- 9 くさび型の干渉
出題の傾向
- ドップラーの大問が2年続けて出題されるなど、重要な分野は2回出ることがあることがわかります。今年はさすがにドップラー効果はでないかな!?
- くらび型の干渉など、発展的なものも出ています。
予想される問題
- y-xグラフとy-tグラフの違いが分かるかという問題
- レンズは凹レンズや凹面鏡などの作図も確認。
- ニュートンリングに関する問題
電磁気学
いままで扱われた問題(電磁気)
※ 表記の注意 7(27年度)8(28年度)9(29年度)。また 小 がついているのは第1問の小問集合で扱われたものです。
- 9 小 電気力線
- 8 小 静電気力
- 7 小 静電気力
- 8 コンデンサー誘電体の差し込み
- 9 コンデンサー金属板の挿入
- 9 コイルの自己誘導
- 7 交流とダイオード
出題の傾向
- 自己誘導や交流も出ています。幅広い学習が必要です。
予想される問題
- コンデンサー回路の問題
- 電磁誘導のコの字型の回路の問題
- 直流回路とコンデンサーの組合わせ問題
- 電気振動と交流を絡めた問題。電気振動のみでも出る可能性あり。
- 荷電粒子の運動、特にホール効果
原子
いままで扱われた問題
※ 表記の注意 7(27年度)8(28年度)9(29年度)。また 小 がついているのは第1問の小問集合で扱われたものです。
- 8 粒子の運動
- 7 ボーアモデル
- 8 光電効果
- 9 放射線と核反応
出題の傾向
- 基本的な問題が多く、あまり踏み込んだものはでない傾向があります。来年選択になっているので今年も選択になる可能性が高いです。
予想される問題
- 放射線の種類とその性質(小問ででてもおかしくない)
- 半減期の問題
以上です。
これを見て焦る!といような使い方はせずに、例えば「半減期に問題ってどういうのがあったっけ?」などと、類題をリードアルファ等、学校で使っている問題集を見直して思い出す程度の最後の点検、参考程度に使っていただければと思います。
センター試験関連の記事をこちらにまとめています。合わせてご参考にしてください。当日に解説も始める予定です。
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