いらなくなったCDは捨てるな!分光器をつくってみよう(^^)
前回の記事で、いらなくなったCDを使って1本のレーザーを何本もに分身させる技についてご紹介しました。
[blogcard url=”https://phys-edu.net/wp/?p=26724″]
これはCDの表面が回折格子と同じ状態になっていることが関係しています。高校の物理で勉強をする内容です。今日はこのCD欠片をつかって、分光器を作る方法についてご紹介します。
科学のレシピ
用意するもの:
CD、アルミ缶、ペンチ等
方法:
作り方は簡単です。前回と同じように、CDを切り取り、破片を取り出します。
そしてその破片の上についているアルミの部分を取り除いていきます。カリカリカリっと。すると青く透明な部分が現れます。この状態にして空き缶の口にとりつけます。
また空き缶の脇に、光を通す穴をあけます。
怪我をしないように、あけた穴のまわりにマスキングテープをはっておきました。それでは実験をしてみましょう。この穴に光をいれながら、飲みくちにつけたCDの欠片部分を覗いてみます。
例えば蛍光灯の光を見てみると、
このように線スペクトルが観察できます。ちゃんと光がわかれていますね。
次に太陽光を見てみましょう。同じように覗いてみると、、、。
光が波長ごとにわかれているのがわかりますが、面白いのは蛍光灯と違って、連続的に色がわかれているところです。
面白いですね〜。自宅ですぐに作ることができる分光器。ぜひ作ってみてください(^^)
なお、こちらの論文を参考にして作ってみました。
『CD、DVD を用いた光の回折・干渉実験』木 下 正 博 PDF
[blogcard url=”https://phys-edu.net/wp/?page_id=20940″]
科学の情報はこちらにも掲載しています。
・ニュースレターはじめました
[subscribe2]
[blogcard url=”https://phys-edu.net/wp/?page_id=20940″]
科学の情報はこちらにも掲載しています。
・ニュースレターはじめました
[subscribe2]