メスシリンダーの正しい読み方と哺乳瓶の関係
今日はふとしたときに、気がついた理科と生活の関わりのネタについてご紹介します。
中学1年生の理科では、基本的な器具の扱い方から授業がはじまります。
上皿天秤の使い方、ガスバーナーの使い方、メスシリンダーの使い方…。
メスシリンダーの使い方では、水平な台にメスシリンダーをおいて、メモリに対して目線を水平に持ってくるというところがポイントです。
実際に生徒に体験させて、見方を教えた後、理科室でおこなった操作についての問題を定期テストなどで知識として再確認をしています。
生徒にとって興味付けをおこなうためにも、何か日常生活と結びつけてお話をすることができないものかなと考えていましたが、ちょうど身近なもので哺乳瓶がありました。
生まれたばかりの赤ちゃんは、粉パック2粒を哺乳瓶に入れて、80mlになるまでお湯を入れてよく溶かして、体温と同じくらいの温度に冷ましてから、与えます。
ぼくも作っていたときに、この80mlにするときに、自然と目線を水平な位置までもってきていました。
こんな上からの目線はだめですね。
メモリに対して、水平に目線をもっていきます。
そうか、こういうシーンで日常生活の中でも使うんだなと思いました。そう考えれば、計量カップでも透明なものがありますから、これも同じように目線を平行にもってこよう、などといった指導もできますね。
理科だけではなく、家庭科や日常の場面で、こういったことを思い出してくれれば、自然と復習になってくるので、そういうことに気がつけるような問いかけをしていく必要を感じました。
なお、この変化形の哺乳瓶ですが、Betaという製品です。赤ちゃんにミルクを与えるときに、赤ちゃんが飲みやすいように作られているというもので、変な形をしています。
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買った時は、疑心暗鬼でしたが、2つの種類の哺乳瓶で比べてみたら、たしかに赤ちゃんは飲みやすそうにしていますし、また大人のほうもミルクをあげやすいので驚きました。持った時の角度が自然なんで、手も疲れません。
またメモリも丸い通所の哺乳瓶とくらべると、変な間隔でついているのがわかります。
形とともに、このメモリの間隔について考えさせて、体積と溶液の高さ、容器の形についても考えさせたいですね。
いろいろなものがあるんですね。勤め先が女子校なので、こういったことからも、いろいろな授業ネタを回収できそうです。
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