バカロレアの教科書には一つ一つ『パスワード』がついていた!

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皆さんは国際バカロレアの教科書を読んだことがありますか?
昨年から興味をもちはじめ、国際バカロレアの教科書を読み進めてきました。

私が読んでいるのはPERSONの教科書です。

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6千円もする本なのですが、読んでいると日本とIB教育の違いがよくわかり、
理科教師なら楽しく読めるはずです。

ただしこれがすごい厚さです。国語の辞書くらいの厚さで、重くて、
持ち運びには不便です。内容はフルカラーで、行間も多くとられていて読みやすい印象を受けました。

さらに、6千円の本ということがよくわかる「仕掛け」が入っているんですね。
日本の教科書にはこれはありません!

それが何かというと・・・・、eBookなんですね!!

まず開くと驚いたのが、見開きにあるパスワードでした。
本を買ってあけると、銀色で塗りつぶされている部分がすぐに見つかり、
そこをコインで削ると、その本に割当てられたパスワードがでてきます。

そして下のほうに、URLが書いてあり、そのサイトをさっそく開いてみました。

すると、次のような画面が出てきて、本に書いてあるパスワードを入力します。

スクリーンショット 2016-01-31 7.39.27

しばらくすると、本棚に追加されました。

スクリーンショット 2016-01-31 7.39.37

これを押してみると、なんと自宅にいながら、どこでもすべてのページを見ることができるんですね。

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モザイクをいれましたが、右が教科書の部分です。

各章別になっていて、わかりやすいUIでした。これはすごいです。

また紙の本の中を読んでいると、解答はebookを見てね!とか、実験マニュアルはebookからダウンロードできます。というような指示が入っていて、完全にリンクされているんですね。

海外だと教科書は使いまわしていくため、自分のものではないことも多いようです。そしてこの厚さなら、おそらく自宅に毎日持ちかることはできないんでしょうね。

でもebookがあれば、自宅で宿題に取り組むこともできます。

問題の内容はというと、いろいろな違いがあるものの、日本の教科書よりも学ぶことが少ない分野もあれば、相対性理論まで学ぶような部分もあります。

ただし上記のような学ぶスタイルの違いや、実験を選定するポイントなど、海外と国内で大きく違うことがわかります。理科教師としては必須の本なのかなと思いました。

みなさんはどんな本を読んで研究をしていますか?面白い本がありましたら、ぜひ教えて下さい(^^)。生徒は何が必要になっているのか、またはいくのか、広い視野をもって、生徒に関わっていきたいなと思っています。

科学の情報はこちらにも掲載しています。

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