ラクラクできるExplain Everything!オンライン動画講義の作成講座に参加します!
現在「反転授業」という授業形態が様々な場所で注目を浴びています。
反転授業とは、従来の授業中で行っている一斉授業を通した基礎的な学びと、家庭で取り組む応用的な学び(宿題等)をひっくり返す、つまり基礎的な学びを家庭で、応用的な学びを授業内でおこなう、という授業スタイルです。
ではどうやって基礎的な学びを家庭で行うのかというと、動画講義を活用します。
1 教師が一斉授業を講義動画におさめて、インターネット上にのせる(またはUSBなどにおさめて配布)。
2 生徒は家庭でこの講義動画を見てから、学校で行われる授業に参加。
3 授業中では生徒が集まったこの場でしかできない、生徒同士の交流などを活かしたグループワーク型の授業を行う。
という流れです。アメリカからスタートした授業スタイルで、flipped classroomやflip teachingと呼ばれています。また一斉講義から宿題までの全てをインターネット上で行うMOOC(Massive open online course:オンライン大規模講義)とは違い、生徒がその場で集まっているという、リアルな場での授業を大切にした考え方であることがポイントになります。
日本ではまだまだ実践例が少なく、先進的な取り組みをしている先生方が全国で奮闘をしていて、「どうやって宿題となる動画を生徒全員に完璧に見させるのか」という点が難しいところでもあります。
しかしながら、生徒が1人1台スマートフォンを持ちつつある流れの中では、動画講義を教材として活用するというアイデアは、私にとって画期的でした。
また様々な学校で生徒1人1台タブレット端末を持たせるという取り組みが進んでいますが、まだまだ本校を含め多くの学校での実現は難しいように思います。
しかし生徒の様子をみているとすでにスマートフォンを持っている生徒も多く、おそらく次に買い換える携帯電話はスマートフォンになるだろうことが予想できます。
つまり学校側から仕掛けるまでもなく、ICT化についてはもうはじまっているといえます。
このような恵まれた時代をチャンスととらえ、私も取り組みをはじめました。
反転授業は魅力的ですが、まだまだ課題も多いため、私としては授業へのサポートとして動画を活用することにしました。たとえば授業をやったあとに、それらのエッセンスを動画にとりためて、見たいとおもった生徒に提供をしていく方法です。
例えばこちらの動画です。
この方法を取り入れることにより、授業内で繰り返し説明をする必要がなくなり、教師が一方的に情報を教え込む時間を圧縮することに成功しました。私自身、説明過多へとなっている授業内容を削ることへの不安がへりました。
また生徒からも、
「先生見ました!」
とか
「テスト前の復習に役立ちました」
というフィードバックがでてきました。
これらの動画はiPadアプリの「Explain Everything」というものを用いて作っています。
そんなか、Facebookグループの「反転授業の研究」の運営者で、自身も反転授業をオンライン予備校で取り入れている田原先生に、オンラインでExplain Everythingを使った動画講義作成講座
のサポートをしてくれないかとの依頼を受けました。
ぼくはすぐに「やりましょう!」と答えました。
というのも、自分も一緒に参加して多くの実践者といっしょに学び合いたいからです。
そして今日、募集が始まりました。詳しくはこちらのページを御覧ください。
「神アプリExplain Everythingで超簡単に動画講義を作る方法」
講師は今話題の佐賀県は武雄市で算数動画の作成を支援している、
ワオ・コーポレーションの「古山竜司」さんです。
またサポートとして田原真人先生や横川淳先生がつきます。
ぼくはわずかばかりの支援ですが、みなさんが使いやすいようにExplain Everythingのマニュアルや、
参加者の動画作成支援を行います。というかいっしょに参加させていただきます。
忙しい方のために、オンラインでディスカッションを行うなど、
専用SMSとオンライン会議システムが活用されます。
ぜひみなさんといっしょに学び合いたいと思っています。参加される方いっしょに勉強しましょう!
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