脳が揺さぶられた!「楽園のカンヴァス」で夢を見た。
夢を見ているような、作品でした。
面白かった〜〜〜!!
ビビっときた!これは上半期のヒットだ!
電車の行き帰りの中で本をよむのが習慣となっています。
ただ、最近おもしろい本無いな〜なんて思いながら、
ふと「楽園のカンヴァス」という本を手に取りました。
表紙にルソーの絵があって、なんとなく気になったのと、
なんか売れているらしく、平積みになっていたのがきっかけでした。
「まあはずれてもいいかな」なんて
あまり期待しないで読んだのですが、これが大当たり!!
みなさん、絶対に読んだほうがイイですよ!!
とくにダビンチコードなどの絵画などの美術作品が関わっている、
ミステリー小説が好きな方は、間違いなくヒットします。
騙された!!とおもってぜひ読んでみてください。
絶対に満足すると思います。
どんな本なの???
「楽園のカンヴァス」は日本人の書いた
ダビンチコードのような作品です。
美術系ミステリー小説でしょうか。
ダビンチコードのように人が死んだりはしないんですけどね。
科学の発展と宗教や絵画との関係は切っても切り離せません。
ダリの絵とかはそういう意味でも好きだったのですが、
この本では「ルソー」に焦点が当てられています。
この本はルソーやピカソなどの作家が、
その当時の社会の中でどのように作品に向き合っていたのか、
どうやって作品を生み出していったのか、それがヒシヒシと伝わってきます
(どのあたりまで史実にあっているのかはわかりませんが(^^;))
ルソーが当時世間から認められていなかった、
苦悩の中で生活している様子が描写されているのですが、
まるでそんなルソーを眺めているかのような感覚になります。
まさかルソーの絵が当時は認められていなかったこと、
日曜画家などと言われて馬鹿にされていることなど、
知りませんでした。ルソーの絵、たしかに見るとなんか不自然な感じの絵です。
そしてルソーの作品に関する謎の絵「夢を見た」
について少しずつ明かされていく、ドキドキ・ワクワクの展開です。
ルソーの作品をネット検索しながら読み進めてしまいました。
ああ、こんなに奥が深いんだな〜ということ、
そして美意識が大きくこの時代に変化していったのだな〜ということが
よくわかりました。
しかもダビンチコードなどのダン・ブラウンの作品に比べて、
なんとなく映画っぽくなくて、すっと心に染みこんでくるな〜と読みながら
思っていたのですが、それはやはり作者の原田マハさんが日本人ということと
関係が有るような気がします。
文章がきれいで、違和感がまったくありません。
アマゾンの評価をみてもすごいことになっていますね。
ぜひこの夏休みに挑戦をしてみてください!
次の科学のタネ
こんな理系は嫌だ!思わず笑ってしまう、シンデレラのプレゼンテーションです。
科学のネタ帳の更新情報
ニュースレターの登録はコチラからどうぞ。
[subscribe2]