衝突続出!1500人がスクランブル交差点でアレをしながら出会ったら

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あなたは歩きスマホしていませんか?

あなたは歩きスマホしていませんか?
歩きスマホとは、歩きながらスマホを操作するということです。

今日面白い動画をI先生からおしえていただきました。
それがこちらの動画です。

ようするに「もしも○○だったら」というもので、
もしもスクランブル交差点で1500人の人が全員歩きスマホをしていたら?
どうなるか?ということについてのシミュレーションです。

スマホをしていたときの視野の狭さ、お互いがぶつかったときのアクション
(スマホを落とす、お互いが立ち止まる、謝るの3パターン)
歩くスピードを3段階に設定(速い、普通、遅い)

でよーいドン!をしたシミュレーション結果の動画です。
見ていると、どんどん人がぶつかっていき、渋滞ができていくのがわかります。
またそこかしこで人が転んでいます。

いや〜面白い。

そして渡りきれない人も出てきます。
これが現実世界をどのくらい再現をしているのか、それは考える必要がるのですが、
ぼくのやっていた研究分野もこれと同じようなことでした。

二酸化炭素が増加したときに、どのような気象学的な変化が起こるのかを、
ぼくは全世界のシミュレーションモデルのデータを解析して調べるという研究をしていました。

ただシミュレーションって、初期条件や物理法則をどうやっていじるのか、
また暴走しないようにするかがほぼ全てで、結果はもう全然違ってくるんですよね。

このスマホ歩きすミュレーションも、結局ははじめのパラメーターをどういじくるかで、
結果は大きくかわってくるでしょうね。

じゃあシミュレーションは役に立たないのか?というと、そんなこともないんですよね。
天気予報でもシミュレーションは使われていますし、
温暖化などの長期予報にもある程度使えるはず!?なんですよね。

このスマホ歩きだってそう。

またシミュレーションを使うメリットはありえないことについて、結果を考えることができる、
再現できるということにあります。

例えば気象の論文には、チベット山脈を取り去ったときに、日本の気候がどうかわるのか?
から、逆にチベット山脈が及ぼす日本の気候について考えるような論文が出されています。

すっごい面白いですよね!

シミュレーションがこんな身近な話題に使われていて、この広告は面白いな〜と思いました。

今日のオススメ

気象学の中でもぼくがやっていたのはグローバル気象学という分野です。
世界の気候がどうかわっていくのか?

物理、地学、地理、3つの科目が関わっていて、面白いんです。

グローバル気象学ならこちらの教科書がおすすめです。

グローバル気象学
廣田 勇

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