書画カメラなどのICTと授業の連続性・物語性のキレ
ICTを使うと、何か授業の流れが一瞬止まることありませんか?
先日同僚のI先生とお食事にいきました。
I先生はポータブルの書画カメラとプロジェクターをもっていて、
授業にもっていって毎回授業をすることを試みていました。
その試みについて、どうですか?というように聞いてみたところ、
なんといまは書画カメラをもっていっていないということです。
あら?どうしたんだろう?
と思って、この前授業を後ろから少し覗かせていただいたことを
思い出してみると、なるほど、たしかに書画カメラはなかった。
あったのは、A3版の写真教材とマグネットでした。
どうしたのかな〜ッて思って、
I先生に伺ってみたんですね。
そうしたら、書画カメラをつかうと、
自分の中でだとおもうんだけど、授業の連続性が立たれてしまって、
やる気がでなくなるんです。
というようなことを言っていました。
黒板とチョークなら、
何か生徒から質問が出た時に、自由にすぐに先生のおもった思考の
延長線上で授業ができるというのですが、
書画カメラを使うと、なんとなく動作ボタンのことなどが
頭のなかをよぎってしまい、授業の物語性が切れてしまう、
集中力が切れてしまう、というようなことをいっていて、
なるほど〜ッて思いました。
これはI先生が、ICTにまだまだ不慣れなところはあると思いますが、
ぼくも同じことを感じていました。結構プロジェクターやらiPadは使っているのに、
それなのに、なかなかその扱いには慣れてなくて、
iPadを操作するときにぼくが下を向く、
生徒への目線が切れる、
するとなんとなく授業への安心感が途絶える
そんな気がしていたんですよね。
ぼくもICTが何か切れている感じをもっていたため、
とっても納得してしまったんですね。
習熟することでそういうこともなくなるのでしょうか。
チョークや写真などの資料は、いつのアイテムで
やることが明確なところ、例えば、チョークなら、
「もって書く」
で終わりだから、こちらも注意を払う必要がありません。
ICTもこちら教師側が注意を払う必要のないところまで
溶けこませないと、もしかしたらチョークと黒板に負けることに
なりかねないなと、なんかそう思ったんです。
みなさんの学校ではどうですか?
物語性が切れるような経験をしていませんか?
もし何かお思いのことがありましたら、
メールでもツイッターでもフェイスブックでも
ご連絡いただけると幸いです。
みなさんで共有していきたいテーマかなと思っています。
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