湿度の高い雨の日や夏でもOK!アレを使えばできる静電気実験
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
みなさん、雨の日でも検電器を動かせる「赤いもの」って何だと思いますか?その正体は… 風船 なんです!
特に10月の終わりや11月のはじめ、多くの高校では電磁気学に突入しますよね。そんな時に問題になるのが、静電気の実験です。通常、はく検電器の実験では、エボナイト棒やガラス棒を擦って静電気を発生させ、はくに近づけます。しかし、秋のこの時期はまだ空気が十分に乾燥していないため、はくがあまり開かないことも…。
そこで、解決策としてオススメなのが…
「風船」
実は、風船を使えば静電気がしっかりと発生して、検電器のはくが見事に開くんです。
風船はゴムでできているため、一度たまった静電気が放電されにくく、長時間保たれるという特性があるんですよ。もし家庭でやってみたい場合は、なんと梱包材を使うのもオススメです。11月のはじめでも、大きな梱包材が持ち上がるほどの静電気が発生するなんて驚きですよね!ぜひ試してみてください。
これで10月や11月の湿った季節でも、はく検電器を使った実験がバッチリうまくいきます。ぜひ授業や家庭で活用して、静電気の不思議を体験してみましょう!