できる生徒のノート術は見飽きた!「できない生徒のノート術」
東大生の美しいノートというのが流行りましたが、
実は成功例はあまり参考にはなりません。
失敗例のほうがよっぽど参考になります。
そんな失敗例がのっていた本を今日はご紹介します。
失敗ノート!
できる生徒はこんなノートをつけている!
という本が昔はやりました。
東大生の勉強ノートをについてまとめたものです。
ただし、この本の通りノートをつけたとしても、
別に勉強ができるようになるわけではありません。
成功するための本をたくさん読んでも成功しないのと同じように、
実は成功例とは非常にそのひとにまっちした例や、時代の流れ、運も大きく、
合う、合わないが結構あるんですね。
しかし失敗例は参考になるんです!失敗の例を学ぶと、今後のガードレールになるからです。
そんな中でこちらの本、「16歳の教科書」を読んだところ、
なんとうまくいかない生徒のノート術について、まとめてありました。
16歳の教科書 なぜ学び、何を学ぶのか
一例ですが、例えば、できない子のノート術について、次のように書かれていました。
できない子というのは、とにかく授業中に黒板を見ては写し、見ては写し、見ては写し、を延々とくり返すんです。
あるある!と思う人も多いかもしれませんね。
黒板をうつすことが目的になっていて、作業になってしまっている人です。
これは実は、この単なる写すという作業は、
考えることをサボっているのと同じです。
何をするにしても、
・なぜこの作業をするのか?
・何をノートにとるのか?
と、考えながらノートに取らないと意味がありません。
その意味では教師が板書したものを全て写す必要はないし、
また書かないことでも、教師が話したちょっとしたことを
ノートのすみにメモをすることも大事です。
教師もあまりにも量の多い板書は、
実は生徒の役に立っていないかもしれません。
教科書は生徒の手元にあるわけです。
どうしても教えていると、あれもこれもと、ついつい説明過多になりがちです。
このように、ノート1つとっても、失敗例から学べることはたくさんあります。ノート術は奥がふかいですね。
参考
16歳の教科書 なぜ学び、何を学ぶのか