「音の魔法」?スピーカー2つで体感する不思議な現象!(音の干渉)
干渉って聞いたことありますか?音で楽しむ不思議な科学!
みなさん、「干渉」って聞いたことがありますか?学校の授業でこんな模様を見たことがある方もいるかもしれません。例えば石を投げてみると、このような模様が見えることがあります。
3Dで描いてみました。
でも、正直これを見ても「何がなんだか…」と思ったりしませんか?数学っぽい雰囲気もありますが、実はこれ、私たちの身の回りで起きている現象なんです。今日は、この「干渉」を”音で体感する”お手軽な実験をご紹介します!
身近な道具で干渉を再現!
実は、学校の教室や自宅にあるスピーカー2つで簡単に「干渉」を楽しむことができるんです。今回は、私の学校で実践した方法をご紹介しますね。使ったのは、ナリカのアプリ『低周波発振アプリCR-WEB』。このアプリは、好きな周波数の音を自由に出せる便利なツールです。でも、安心してください。モノラル音源なら、歌やスマホの音楽アプリでも代用できます!
実験スタート!教室で歩いてみると…
スピーカーを2台、適当な間隔で設置。アプリを使って2つのスピーカーから同じ周波数の音を出しました。さあ、ここからが面白いところ!スピーカーの前を歩いてみると…
「あれ?音が大きくなったり小さくなったりする!」
そうなんです。歩く場所によって音の大きさが変化するのが体感できるんです!机の上に座ったまま首を動かしてみても、この現象がわかりますよ。
なぜ音が変わるの?
スピーカーから出る音は波となって広がります。
この波が重なり合う場所によって、音が強くなったり弱くなったりするんです。例えば、音の波が「山」と「山」で重なると、強め合って大きな音になります。一方、「山」と「谷」で重なると、弱め合って音が小さくなるんです。この現象が「干渉」です!
自宅でも試せる!楽しい科学体験
教室でこの実験をしたときは、みんな教室中をくるくる歩き回って大盛り上がり!
音が大きくなるポイントを探すゲームのようで、とても楽しかったです。お家でもスピーカーが2台あれば簡単に試せるので、ぜひやってみてください!家族や友達と一緒に探検してみるのも面白いですよ。科学がもっと身近に感じられること間違いなし!
科学の不思議を、音で体感してみませんか?