楽しい!碁石を使った遺伝の法則のモデル実験について
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
遺伝の法則について碁石を使ってモデル実験を行いました。参考にしたのはこちらの指導案です。
碁石だとツルツルとして手触りが良く、また手触りで種類がわからないという特徴があり、実際にやってみるととても面白く、またスムーズにできました。ある一人が碁石の白と白(AA)を持ち、もう一人が黒と黒(aa)を持ち、
よく混ぜて、同時にどちらか一方を出します(減数分裂)。
そして出会って子ができると、するとどのパターンであっても、白と黒の組み合わせができます(Aa)。
Aを顕性とすると、Aaとなるので、Aの性質が現れます(エンドウなら全て丸)。
次に白と黒の碁石をそれぞれ1つずつ、2人が持ちます。そしてセーノで出すと、どうなるのでしょう。
この操作を五十回繰り返してどんなパターンができるのかを調べていきます。実際に調べたものがこちらです(スプレットシート形式です。コピーして利用してください)。
こちらがある1班の結果です。
こちらはクラス全体での結果です。
形質でいうと、AAとAaは丸型、aaはしわ形となるので、たくさんの事象を集めていくと3:1に近い数字となっていきます。実際に体験できて事象を多くすることで規則性が見えてくるのが面白いところです。メンデルの努力はもっともっとすごいということも強調すると良いかなと思いますが、楽しい実験となりました。