電熱線に流れる電流を調べる実験
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。
電熱線・または抵抗になが出る電流を調べる実験を行いました。このような回路を組んで、電圧を0〜5Vの間で変化させていきます。今回は電流計(プチメーター)と、電圧計(テスター)を使って実験を行いました。
また今回は電熱線ではなく、炭素皮膜抵抗を使った実験にしてみました。用意した抵抗は抵抗値がA10Ω、B20Ω、C100Ωのものです。
実験を始める前に、電圧計と電流計の値を0にセットしておくことが大切です。実際に実験をしてみると次のような値が得られました。
これをグラフにすると次のようになります。
かなり綺麗な直線で引くことができました。今回使用したのはAが10Ω、Bが20Ω、Cが100Ωなのですが、抵抗値が大きくなるほど、実験した結果も綺麗にでますね。
私が行った予備実験だと以下のような結果になりました。
予備実験
それぞれの傾きは、電流の流れやすさを表すコンダクタンスという値です。Aは0.0905、Bは0.0479、Cは0.0094でした。この逆数が抵抗値になるので、Aは11.0Ω、Bは20.8Ω、Cは106Ωという結果になりました。