音量つまみ(ボリューム・可変抵抗)の探求

  • X
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

ためす君を使った、音量つまみ(ボリューム・可変抵抗)の仕組みについて考えるという授業を行いました。以前の勤務校でも行ったことのある取り組みで、探求しがいのある題材かなと思っています。電流の制御の中で、「 #ためす君 」(LED1個とボタン電池2個を組み合わせたもの)を使って、鉛筆で回路を書きながら、どのようなときにLEDが明るく光るのか?を考えていきました。

 次の50分間では抵抗は邪魔者ではないということで、LEDと手回し発電機をつかって、LEDを壊してみる活動、その後抵抗をつけるとLEDが壊れなくなるという演示とショートについて説明をしました。その後実際に #可変抵抗#ボリューム )の仕組みについて考えさせてみました。

・回路を一人で考える時間 10分

・考えたことを順番に班の中で発表させる時間 3分

・見つけた事実をクラスで共有する時間 3分

・班で考える時間 15分

回路を1人で考える時間10分は、教師としては煮詰まっている生徒に教えたいという気持ちがありますが、ぐっとこらえて、10分間生徒に考えさることにしました。その後、班で発表を順番にさせて、さらに生徒に深く考えさせ、班の中で発表資料を作らせて発表させました。

#iPadアプリ #miyagiTouch を使って発表させました。

時間がたっぷりあると思ったのですが、ちょうど50分をうまく使えて、一日目が終了となりました。やはり2コマはほしいなということがよくわかりました。

参加した生徒の感想

楽しかったです!!
可変抵抗のことがわかったので、前に作ったラジオを分解してもう一度構造を確認してみようと思いました!
AVラックのボリュームの仕組みがあのようになっていると知って面白かったです!他の部分も気になります…💭
どうなっているのかあまり考えずに使っていたボリュームの仕組みを知れて面白かったです。また、授業で扱った内容がこのように日常生活で活用できると知って、楽しかったです。
可変抵抗の中がどうなっているかを学ぶことができて、とても面白かった。
電気の範囲があまり得意ではないので、これを機に得意にしたいです!
ピカチュウ10万ボルトは接近戦!が個人的に好きです
ボリュームの仕組みを考えるのが楽しかった。2日目からも楽しみです。
紙に10Bの鉛筆を使って回線を書いたりした実験が新鮮で、面白かった。

この可変抵抗器(ボリューム)の仕組みがよくわかるJavaシミュレーションがあったので紹介します。それがこちらです。

可変抵抗器

アニメでわかりやすく表現されていて、説明しやすくて便利ですよね。

科学のタネを発信中!