見るとわかる!物理の好きと嫌いの分水嶺

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物理の好き嫌いの分水嶺とは?

物理の好き・嫌いの分水嶺はここだ!

女子校で教えていると、ほとんどの生徒が物理が苦手と思っていて、
そんな中にわずかに好きな生徒がまじっているという状態です。

それで苦手だと思っている生徒の答案を机間巡視をしながら
見ていると、その理由が一目瞭然でわかります。

それは「公式に当てはめている」というところです。

例えば

「一定の速さで5m/sの速さで動いていた車がある。この車は4秒間に何m移動しますか。」

こんな問題があったとすると、苦手な生徒はまず公式が頭に浮かびます。

「み・は・じ(は・じ・き)」だから〜、

「道のり=速さ×時間」だったな。

だから、5×4=20だな。

こんな感じです。この答えはあっているのですが、
単に公式にあてはめているだけで、
具体的に車が動いている様子が頭の中に描けていないような気がします。

数学の延長線上のような考え方ですね。

またこのようにおぼえていると、等加速度直線運動についても、
「道のり=速さ×時間」
を導入しようとしてきますから、これは困ったものです。

対して、物理がちょっと好きな生徒は、ちょっと遠回りなのですが、
こんな感じで解いています。

5m/sというのは、1秒で5m進むんだよな。
2秒なら10、3秒なら15、ああ、5ずつ増えるんだな。

4秒なら5×4=20だな。

という感じです(こういうことをわかっていても、絵にかかないで
といている人もいますが、頭のなかはこのようになっています)。

ちょっと遠回りなようですが、この思考法でやる生徒は頭のなかに
同時にv-tグラフも描けているような気がしていますし、
覚えた公式も正しく使うことができそうな気がします。

このような解き方で大切なのは、やはり絵を書いていくことにほかなりません。
ボールでもなんでもいいんです。絵を書いていくこと、
それがまず物理を好きになる1つのヒントです。

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今日は電車でこちらの本を読んでいました。

だれも教えてくれない橋元先生のみんなの物理

そしたらまったく同じことが書かれていて驚きました。
ぼくは物理が大の苦手だったので(好きだったのですが)、
速くこのことについて知りたかったな〜なんて思っています。

物理がちょっと苦手だな〜と思っている人は、
手にとって見てはいかがでしょうか。

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