水酸化バリウムを用いた中和の実験

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ケン博士
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水酸化バリウム水溶液25mL(100mLビーカーに入れたもの)に、硫酸(50mLビーカーに入れたもの)を1mLずつピペットでたらしていき、そのとき流れる電流をの量を確かめる実験を見学させてもらいました。はじめは水酸化バリウム(Ba(OH)^2)が、水溶液で電離しているため電圧をかけると電流が流れるのですが、硫酸をいれることにより、水に溶けにくい硫酸バリウム(BaSO^4)ができ、また中和反応がおこるため、イオンが少なくなっていって、電流が流れなくなっていきます。また中和点をすぎると、今度は水素イオンと硫酸イオンがあまってくるため、電流がまた流れるようになっていきます。

少し前の教科書には載っていた実験だとのことでしたが、私は知らなかったのでとても参考になりました。時間をみつけてやってみたい実験の一つとなりました。

参考リンク
http://rikamato.com/2016/04/24/3_9/

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