グッピーは卵生ではなく「卵胎生」!
グッピーが1回の稚魚を産む数は、30〜50匹だそうです。教科書にのっている脊椎動物の1回の産卵数と比較をすると、コイは18マン〜53マンボウやしろ、イワシは5万〜8万個の数の卵を産むので、ずっと少なく感じます。トカゲが6〜12なので、むしろトカゲの数に近いくらいですね。
生徒から教えてもらったのですが、「グッピーが稚魚を産む」と書きましたが、グッピーは「卵胎生」という増え方なのだそうです。wikiで調べてみたところ、
卵胎生は、卵を胎内で孵化させるものを指す。 卵胎生では、子が利用する栄養は卵内のもの(卵黄)だけで、ガス交換以外には母体からの物質供給に依存しないのが原則である。
魚類の多くは卵生で交尾をせず体外受精するが、魚類でも卵胎生の種の一部には体内受精の必要性から交尾・交接をし、オスの尻びれが交尾器・交接器として発達しているものがみられる。
卵生
卵を産む。
卵胎生
卵を胎内で孵化させて子を産む。
胎生
母体から胎児に栄養供給して、ある程度育ててから産む。
ということだそうです。卵生と卵胎生の違いは、栄養供給をするかどうかなのですね。
また次のような記述もありました。
卵胎生は、卵生から胎生への進化上の段階と考えることができる。卵生は比較的低コスト、卵胎生・胎生では子がより成長して、体が大きい等生き残りに有利な状態で生まれる傾向が強い。
胎生は哺乳類の大きな特徴であるが、卵胎生・胎生は無脊椎動物を含む様々な生物種で見られる。これは平行進化と考えることができる。
紀元前4世紀には、すでにアリストテレスが軟骨魚類が卵胎生であること等に注目して、他の魚類と別に分類している。
なるほど。いろいろ奥が深いようです。分類は面白いですね。
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