3日前の準備でOK!驚きの変化!ハツカダイコンの芽生え観察レポート(中1生物)

桑子研
サイエンストレーナーの桑子研です。毎日が実験。

植物の成長は驚くほどダイナミックで、観察するたびに新しい発見があります。今回は、中学1年生の生物で学ぶ「芽生え」の様子を詳しく観察しました(教員は授業のいつ頃に植えたらいいのかの参考にしてください)。たった数日間で種から芽が出て、根毛まで確認できる過程を記録したので、ぜひその変化を楽しんでください。

🌱 実験スタート!ハツカダイコンの種を水につける

5月10日午前11時、#ハツカダイコン の種を水に浸しました。使用した種は以下の2種類です。

  • 左側:サカタノタネ(青色の種)
  • 右側:ダイソー(茶色の種)

📅 5月11日 午前7時 – 1日後の様子

なんと、たった1日で種から小さな芽が顔を出しました!

植物の発芽には、適切な水分と温度が必要ですが、ハツカダイコンは発芽が早い種類なので、このスピード感は予想通り。ですが、種の違いによる成長の差があるのか、さらに観察を続けます。

📅 5月12日 午前6時 – 2日後の様子

芽がしっかりと伸びてきました!

この成長力には驚かされますね。双葉の形もはっきりとしてきて、植物らしさが増してきました。ここまでくると、根がどのように伸びているのかも気になります。根の成長もチェックしてみましたが、不思議なことに 根毛が観察できたものとできなかったものがある ことが判明しました。

  • 根毛が観察できたもの

  • 根毛が見られなかったもの

なぜ違いが出たのか? 考えられる要因としては、

  • 吸水量の違い
  • 種の品種による違い
  • 置かれた環境の微妙な差 などが考えられます。

科学の世界では「なぜ?」が新しい発見につながる重要なポイント!

📅 5月13日 – ついに根毛が全ての芽に!

翌日さらに観察を続けたところ、 すべての芽から根毛が確認できました! 🎉

どうやら 植えてから3日ほどで根毛が出そろう ようです。根毛は土の中で水や養分を吸収する大事な器官。発生タイミングを確認できたのは、今後の栽培のヒントにもなりそうです。

🌟 まとめ

🌱 ハツカダイコンの発芽観察でわかったこと

  • 1日で芽が出始め、2日目にははっきりと伸びる
  • 根毛の出現には個体差があるが、3日目にはすべての芽で確認できる
  • 成長スピードが早く、変化が目に見えてわかるので観察が楽しい!

植物の成長には水、温度、光などさまざまな要因が関わっています。今回の観察を通して、 「なぜこうなるんだろう?」 と考えることで、より深い理解につながるのではないでしょうか?

お問い合わせ・ご依頼について

科学の不思議やおもしろさをもっと身近に!自宅でできる楽しい科学実験や、そのコツをわかりやすくまとめています。いろいろ検索してみてください!
・運営者・桑子研についてはこちら
・各種ご依頼(執筆・講演・実験教室・TV監修・出演など)はこちら
・記事の更新情報はXで配信中

科学のネタチャンネルでは実験動画を配信中!