人の減数分裂についてお金を使った例え話について

  • X
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

ある先生から細胞分裂の例え話を教えてもらいました。お金をつかったたとえですがわかりやすいですね。

普通の体細胞分裂の場合

DNA全部を100円とすると、

100円を持っている、それが200円になる(DNAの複製)。そして、100円ずつに分ける(100円×2)。

→ 100円が100円×2になる。

減数分裂の場合

DNA全部を100円とすると、

100円を持っている、それが200円になる(DNAの複製)。それが100円と100円わかれる(第一分裂)。さらに2つにかれて50円ずつになる(第二分裂)。

→ 100円が50円×2になる。

参考:

※ 実際には組み替えという現象が起こり、さらに複雑だそうです。

親の細胞には22対の常染色体と2本の性染色体、計46本(2n)ある。配偶子はこの半分の染色体を持つ。そのため、単純に考えると配偶子の種類は、対になっている染色体のどちらを選ぶかで2通り。それを23本について考えると、223 通りの配偶子が形成されることになる。これを計算すると、8388608通りである。
さらに親は二人いるので、さらにその2乗、およそ 7×1013 通り。
しかし実際には組み替えという現象によりその組み合わせはさらに大きくなる。

https://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textgene/gb_colmn1.htm

 今自分がここにいる確率は、奇跡のような確率だったのですね。なるほど。

科学のタネを発信中!

ニュースレターを月1回配信しています。

[subscribe2]

登録はこちらから