入試問題にあるメッセージをまとめて伝えることの大切さ

ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。 

現在校内では夏季講座が行われています。今年は高3年、高2年の物理の講座をもっています。どちらにも言えることですが、入試問題にはやはりひとつひとつポイントとなるところがあるので、教員の準備としては

・準備段階で実際に解いてみて、

・それらのメッセージをまとめて生徒に届ける

ということが大切だということを、ひしひしと感じています。例えば今日やった問題だと

・力学的エネルギーの保存は、基本的には1つの物体について着目し作っていく

・運動量の保存の式は2つの物体の相互作用に着目をして作っていく

というものがまとめでした。これらのまとめを実際に生徒と問題を説いて、提示することで、次につながる学びになるなと感じています。一つひとつ、よく見る問題でも入試問題はグラフを描かせたり、ちょっと違うように作られていたりと、面白いです。

また変わった取り組みとして、未来食堂という食堂とタッグをくんだ講座もしています。

いろいろな工夫が凝らされて話題の「未来食堂」ですが、よくしらべてみたら職場から3分の位置にあることがわかりました。

店主の小林せかいさんと打合わせをして、未来食堂のメニューを提案するという夏季講座を組んで、昨日、今日、明日と3日間の奮闘がはじまりました。

未来食堂についてはこちらの本を読むとよくわかります。

今生徒と一緒に毎日メニューをつくったり、チラシを作ったりしています。小林せかいさんに提案にいくと、いろいろなアドバイスがなされて、また持ち帰って改善するということを繰り返しています。生徒の感想で、「戦場みたいだった」というものがあるのですが、まさに未来食堂の仕込み中の様子は戦場のようで、勉強になります。

明日でその講座が最終日になりますが、学ぶことが非常に多くあります。やはり外部の方とコラボレーションをするのは良いことですね。生徒も積極的にいろいろな提案をしてきます。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。