満足度4.8!ICT講演会といいながら手作り実験山盛り@浜松
平成28年8月4日(木)「がっかりしない!現場でつかえるICT活用法〜物理基礎を題材に〜」というタイトルで講演を行いました。場所は、静岡県は浜松にある浜松開誠館高等学校です。詳しくはこちらをどうぞ。
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浜松城が見える素敵な場所でした。
この講演依頼は、以前行った東京書籍主催の名古屋で行われたICT講演会のときに参加していたK先生から、ICTはあくまで補助のためのツールなのだという私の意見に賛同をしていただいたことがきっかけです。その後、K先生から、静岡県高等学校理科教育研究会の夏の講習会に講師としてお招きいただきました。
参加された先生方は総勢19名です。物理専門の先生以外にも、生物や化学、情報の先生など幅広い方に参加していただきました。教員志望の方も参加されたようです。
紹介したICTとそれに付随する実験は、全てで10個です。実験の内容はこちらからどうぞ。
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僕自身はICTの活用法は、リアルが合ってこそだと思っています。そのため、基本的にハイブリッドな授業になります。ICTを使う際は、なぜこのアプリを使う必要があるのか、なぜこれはデジタル教材を用いてはいけないのか、ということを中心に切り分けてお伝えしました。
ICTを無理に使わなくても良いということについてもお伝えしてきました。
先生方が明日から導入できたり、他の科目の先生方でも、自分の教科で行うためのヒントを得られるように実習形式にしました。
実験で心がけていることを「ポイント」として何個かお伝えしたり、またイージーセンスをはじめとする「センサー」がなぜ大切なのか?をお伝えしたり、タブレットの活用などを詳しく実習したりなど、私としてもあっというまの2時間30分でした。
講演後に回収できたアンケートは16枚です。満足度5段階評価で、3が普通としていますが、最高の5をつけていただいた方が12名、4をつけていただいた方が4名、全体の平均4.8と、非常に高評価をいただき嬉しく思っております。
参加された方の意見をご紹介すると、
本当にがっかりしない抗議ですばらしかったです。
デジタルにこだわらず、アナログに作られた教材も多く扱われていて、その両方の良い点を引き出されていて、おもしろく学べました。
全てをICTで授業をやっていると思っていたが、以外と短い時間しか、活用していないのにびっくりした。10分〜15分でも利用してみたいと感じた。
などなど、うれしい感想が寄せられました。全部のアンケートはこちらに置きました。ご協力ありがとうございました。
私の感想としては、生徒の様子を動画で見せたり、また実際に触っていただいたり、先生方の交流の時間をとったりと、様々な仕掛けをいれてみたのですが、楽しそうに取り組んでいらっしゃる表情を見て、うれしかったです。そして私自身も話し合いなどに加わりたいなと思いました。
およそ2時間30分の長い講演だったので、資料をたくさん用意しすぎてしまい、終わらなかったのが残念で、特に残念なのは集まった先生方のやっている授業についてお聞きするワークができなかったことです。少しペースを見誤りました…。反省。
また講演終了後に、拙著「おとぶつ」をほしいと言ってきてくださった方がいたのですが、準備不足で対応できませんでした。用意してくればよかった(^^;) 近くの書店には置いていないんだそうです…。残念。
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教員を目指している方で、実験から公式への授業を行いたいという熱意のある方でした。面白そうな方でもう少しお話がしたかったですね。その他にも多くの方が、実験について質問をしたり、感想を直接伝えて下さいました。
昨日もかいていたのですが、今後もブログ等を使ってフォローをしていきますので、参加された方々は参考にしてみてください。とりあえず2つかきました。
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[blogcard url=“https://phys-edu.net/wp/?p=25622”]
最後にメモとして当日の動きもご紹介します。
10時30分ころ 新幹線で浜松駅着 駅周辺の散策
11時30分 K先生に迎えに来てもらい会場に向かう。
12時00分 会場到着+準備開始
13時30分から 受付開始
14時00分から スタート
14時10分〜16時30分 講演
18時ころ 新幹線で東京まで。
新幹線(ひかり)で2時間程度でいけてしまうので、浜松近かったです。実家に帰るのと同じくらいだという…笑
講演の準備は毎度最低1時間はやはりかかってしまうなという印象。もし講演をされている先生方がいらっしゃいましたら、1時間は見ておくということは必要かなと思います。
実験道具も毎度多いからかもしれませんが、、、。
また時間によりけりですが、お声がけいただければ全国で講演をさせていただきますので、お気楽にご連絡ください。
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