驚きの発見!ブログは黒板のサイドバーという考え方
先日ある先生と教員にとって、「ホームページやウェブログ(ブログ)をつける意味が変わり始めてきたのかもしれない」ということを、帰りに立ち話しながらつぶやいていました。
その発言をきいたときは、何を言っているのか意味がわからなかったのですが、話をしているうちになるほど!と感動したので、みなさんにご紹介します。
今までその先生は、ブログに記事をのせるときには、その内容や提示する資料について、十分な裏付けをとらないとアップロードしていはいけないという考えが強く、なかなか記事を更新することができなかったと言っていました。
またブログの記事は「他者に読んでもらうもの」だということを強く意識していたため、何気ないけど自分が感動したことなどは書くわけにはいかず、敷居も高くなっていたのだそうです。
ただし、最近本校にテスト用の「黒板設置型のプロジェクタの導入」をきっかけに、その気持が変化したとのことです。
黒板自体につけてあるので、黒板の上下に合わせて画面も動きます。
また黒板に直接投影できるような明るさをもっており、
後ろの席からも用意に見ることができます。
ここでぼくがブログをつけている理由についてお話したいと思います。ぼくは科学のネタを集めるて紹介することによって、保護者の方が自宅でお子さんと実験ができるようなネタや、中学や高校の理科に関係のある実験を紹介して、科学が好きになってほしいなという思い出いままでつけてきました。
またそんな中で副次的な要素ではありますが、自分の科学ネタが集まり、授業での雑談になったり、本を出版するなどということが起こりました。
その他にも他人の目を意識してかくので、伝える能力が自然にあがってきたと感じています。駄文も多いですが、ぼくは国語が大の苦手で、いつも足をひっぱっていましたので…。
この先生が気がついたのが、ブログに書き留めていくことによって、ブログ自体が大きな資料集になるのではないかということでした。
例えば授業で生徒と話をしているときに、あ、この写真が見せたいなと思ったら、この黒板設置型の明るいプロジェクタなら、タブレットなどから瞬間的に生徒にデジタルの資料を提示することができます。
またブログに、自分の考えを記した記事や、感動した資料などを事前にまとめておくけば、授業で思い出した時に、ブログの内部検索で自分にとって
最適な資料
を提示できます。
さらに非公開にして記事をかいておけば、管理者以外、外部からは基本的には資料をみることができません。であれば、自分自身で推測して考察したようなものでも、非公開にして記事にまとめておくことができ、自分のみ検ができ、生徒に紹介することができます。
ちょっとしたエバーノートのような役割を担うのではないかということを言っていました。
だから書いていこう!そういっていました。
さらにもう一歩話がすすみます。
今回のプロジェクタは、ある内部的な理由によって、黒板の右側に固定してありますが、これはウェブでいうとサイドバーのような役割りとなり、板書の補助の役割を担うということもいっていて驚きました。
中央の設置ではないことが、メリットになるというのです。
その先生はかねてから、プロジェクタは付録的な要素で授業の主役には成り得ないということを言っていました。
ぼくもその点に同感です。でも右についていることによって、黒板と教師がメイン、サブでプロジェクタによる資料提示ができるというのが面白いところです。
このことには気が付きませんでした。たしかに、このプロジェクタはそのような使い方を、示唆しているように思えましたし、これこそデジタルとアナログの融合なのではないかとおもいます。
この先生は自分でプロジェクタや書画カメラを買って、教室に持ち込むなどいろいろなことを試されてきた先生です。大型の液晶テレビも買おうとしていました。ICT機器でたくさんの失敗をしてきたからこその視点だと思います。
これは面白い発見です。
教師に取ってブログを公開・非公開、どちらにせよブログを書き続けることは、大きな資料集となり、少しずつ自分を助けてくれるものになるのかもしれませんね。
みなさんはどう思いますか?私もこの先生のような現場目線でICTを見極めて期待と思いました。
PS
浜松と東京でICT活用講座を開きます!もしよかったらお越しください(^^)
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