驚きの現象!ほっぺにつけながら風船から空気を抜くと…
先日、風船を伸ばしたり縮めたりすると、
温度がどうなるのかという実験を熱力学の時間に行いました。
簡単にできる実験で、体感できる面白い実験なので、ご自宅でもすぐに行うことができます。
科学のレシピ
用意するもの:
風船
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方法①:
① 膨らませていない風船をほっぺたにあてながら、勢い良く引っ張る。
② 引っ張った風船をほっぺたにあてながら、元に戻す。
結果:
①では、暖かく感じ、②では冷たく感じます。
この方法でも良いのですが、膨らませたり、元に戻したりしたほうが、
インパクトがあるので、次の方法も面白いと思っています。
方法②:
① 風船を子供のほっぺたにあてながら、勢い良くふくらませる。
② 子供の様子を見る。
③ 膨らんだ風船をほっぺたにあてながら、空気を抜いていく。
④ 子供の様子を見る。
結果:
②では暖かく、④では冷たく感じます。驚くくらい、よくわかるので、ぜひ試してみて下さい。
原理はどちらも同じのようで、実験の手軽さと比べると、熱力学の断熱変化というものと関係しているので、内容的には高校物理になります。
詳しくまとめてある以下のページを見ると、
http://tsukuba-ibk.com/omosiro/2009/05/post-41.html
風船を構成するゴムの分子は、縮めた時の動ける範囲よりも、
伸ばされた時の動ける範囲が小さくなってしまい、
そのため、熱が放出されるということだそうです。
また、逆に伸ばした状態から縮めていけば、熱を周りから吸収をするので、
冷たくなるのだとか。
こちらにはサーモグラフィー付きで、紹介されていました。
http://www.tv-osaka.co.jp/ip4/muchami/housou2015/1236508_9346.html
面白いわりに、原理の説明が難しい現象ですが、熱分野に関しても、肌感覚で体感をしていくことは重要ですよね。
ぜひご自宅で、小学生のうちから体験してみてください(^^)。
科学の情報はこちらにも掲載しています。
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