IBの研究をしよう!抵抗の長さと抵抗値の関係(その6)
教育界では、グローバル化が叫ばれています。
日本にも現在でも国際バカロレアの資格がとれる
学校がありますが、今後増えてくることが考えられます。
そんなことから、
国際バカロレアの教科書Physicsに載っている実験と
日本の教科書に載っている実験の関係について
知っておく必要もあるだろうと思い、
調べることにしました。
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今回はP211に載っている
「ニクロム線の長さと抵抗値の関係を調べる実験」について紹介します。
この実験は、ニクロム線にある一定の電圧を加えて、
そのときニクロム線に流れた電流計を測ります。
ニクロム線の長さは様々なものを用意して、
何度か実験を繰り返します。
そしてニクロム線の長さと、抵抗値の関係をグラフにして、
関係性について調べるというものです。
このときの注意点として書かれていたのが、
ニクロム線はできるだけ
細いものを使うということです。
というのも、ニクロム線を電源に直接つなぐため、
抵抗が小さいものだと、大電流が流れるためです。
日本の教科書にも同様に、導線の長さと抵抗値の関係を
調べるものがありました。
例えば東京書籍の物理基礎P170に載っています。
これを見ると、バカロレアよりもより簡単な方法で、抵抗値を測っており、テスターで代用していました。
生徒実験をする場合には、
テスターのほうが簡単に使うことができますが、
バカロレアのやり方だと、
電流計の扱い方にも慣れることができそうですね。
実験器具の値段も普通の学校にあるものとあまりかわりませんし、
どっちが良いとはいえなそうですね。
続きます。
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