自己実現の欲求は0歳の子供も持っているもの?

子供(0歳)の動きを見ているのがとてもおもしろい。
毎日うちの中をかけずりまわっています。

ぼくからすれば、家の中は知り尽くしているのでつまらないのだけど、
彼からすれば、知らないことだらけなのかな。

一種の冒険なのかもしれません。

ソファーの下に入ったり、絨毯をめくったり。

成長がちょっとおそくて、横にころころと転がりながら、
家の中を動きまわっています。

そして最近はまっているのが、
ゴミ箱の足で踏んで押す部品を、何回も手で押すことです。

彼からすると、

Aという行動の結果、Bが起こる

という、自分の行動に対して世の中が変わることが面白いのかな。

実際には話さないので、何を考えているのか、想像するしかないのだけど、
見ているほうとしても、新しいことが少しずつ目に見えて、
できていくということはうれしいものです。

マズローが欲求の階層を提案して、
それまでの心理学とは違った尺度を示し、
人間の行動は複雑なものなのだということを示しました。

0歳の子供にも、自己実現の欲求あるのかもしれません。

もちろんお腹がへったときの欲求にはかなわないようです。

ぼくたち大人も、自分が成長を感じられるということが、
なかなか見えにくくなっていますが、
ちょっとしたときに感じられるとうれしいですよね。

生徒のやる気を引き出すときにも、単に知識を増やして、他者に勝るような人生の攻略法を教える
というのではなく、生徒が自分の成長を実感できるように、授業をプラニングこと。

大切だよなと思いました。

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桑子 研(くわこけん)
 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。