リケジョ講演で教科書の弱点・オープンキャンパスの欠点について語られた!


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リケジョからみた理科教育

先日、読売新聞社の本社ビルで、東京大学大気海洋研究所の沖野郷子先生の
講演を聞いてきました。

内容は「リケジョからみた理科教育」というものです。
沖野先生が興味をもって研究していることから、
女性研究者としてどのようにキャリアをつんできたのかが語られ、
非常に参考になりました。

というのも本校でも理系を志望する生徒がどんどん増えてきて、
理系の進学に関することやキャリア教育に関することなど
様々なことへ教員が精通していないといけなくなったことがあるからです。

とてもおもしろいお話がきけました。

理科が一番嫌いだった

そんな沖野先生は、小・中時代には算数や数学が一番得意だったそうですが、
理科が一番嫌いだったそうです。

意外ですよね。

なぜ算数や数学が好きかというと、なんでも論理的に突き詰めて考えていくことが
出来たからだそうです。

対して理科はというと、教科書が非常に中途半端だったそうです。
例えば庭におちている石ころをひっくりかえすと、
○○という虫がいますと教科書にかかれていて、

実際にひっくり返してもいないかったので、がっかりしたという
エピソードが語られていました(笑)。

教科書作りに参加したことあるものとしては、
難しいさもよくわかりますし、沖野先生の一言に
納得もしてしまうという複雑なきもちになりました。

もっと教科書に体系的に、深い内容まで学べるようにしておいて
欲しかったといっていました。

そんな沖野先生は博物館が大好きだったそうで、
幼少のころから博物館に入り浸っていたそうです。

博物館の良い所は、中途半端な知識ではなく体系的な知識が手に入ることや、
自分の時間の許す限り見ていたりすることができることだったとか。

理科が嫌いというよりは、学校で学ぶ理科が嫌いだったのかもしれませんね。

大学のオープンキャンパスの欠点

また大学のオープンキャンパスの欠点についても書かれていたのも印象的でした。
たとえば大学のオープンキャンパスにいくと、研究者になる道を紹介することが
おおいいんだとか。

理由は紹介している方が修士生やドクターの方が必然的に多くなってしまうからだそうです。
企業や公務員としての理系にはどんな道があるのかについては、
オープンキャンパスでは手に入りづらいということでした。

沖野先生自身が地学方面のことができる公務員に一度就職をしているので、
企業や公務員などの研究者以外の道も見てきているからこそ、
わかることなんでしょうね。

この他にもいろいろなお話がありました。
僕自身気象学を専門にしていたこともあり、
沖野先生が専門である海洋と大気の相互作用の研究のことを
思い出したりと、とても楽しい講演でした。

参考

地学は面白いことが盛りだくさん!地学を学んでみませんか?杵島先生の本です。

新しい高校地学の教科書―現代人の…
杵島 正洋他

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