編集者としての教師の役割
最近動画講義を作っていて思い始めていることは、
近い将来、動画講義があふれてきたら、
もしかしたら教師の役割が大きく変化していくのではないかということです。
教師は授業や行事、部活動などで生徒と関わり合いを持ちますが、
授業の中では主に教えている時間が大半を占めます。
この「教える」ということの中身が変質していきます。
反転授業は動画講義を活用してますが、そのような活用というレベルではなく、
この教えることを動画講義がたくさんあったとしたら、
大きく変化させなければいけないのではないかと思っています。
教えこむ時間を減らして、
代わりに、生徒にその科目の面白さを伝えたり、
科目との出会いの場を作ることが
授業内では主になるのではないかと思っています。
(行事の活動や部活動などは変化しないと思います)
生徒に科目に対する良い出会いの場を与えることさえできれば、
生徒自身で学ばせることができそうだからです。
自転車の例で例えると、自転車の乗り方を教えるのではなく、
乗ったあとみえる美しい景色、それをつたえるのがメインになってくるのではないかということです。
乗り方は生徒の時間の空いた時に、乗り方の動画を見たり、
実際に体を動かしてやればいいので、
のったときの楽しさ、なぜ乗りたくなるのかを教えるのが大切なのかなとか。
またこのときに大事なのが、
教師が教材と教材の間をいかにうまくつなげていくかという、
情報の編集能力が大切になるのではないかということです。
つまり教師は今後、編集者としての役割も非常に大切になるのではないかということです。
その他にも、自転車に乗るとうことを例にすると、
生徒自身がもっと体を動かして慣れるのが一番なように、
授業内でも生徒自信が動いたり、体験したり、実習をメインとする時間に
多くを割り振って行く必要があるように思っています。
ちょっとくらい教師の説明が下手であっも、長く丁寧に説明せずに、
生徒に問題を解かせて見たり、生徒同士で相談をしあわせたり、そういった活動を多く入れていくことも大切かなと最近は思って実行をしています。
編集能力や、生徒を補助をする力、そんなちょっと授業外で使っていたことをもっと磨く必要があるのかなと思ってきました。
※ 今日書いたことは、高校の教師の役割ということで書きますので、そのままあらゆる教師にあてはまることではありません。