お、おお!!放物運動と体感する教材の作り方
みなさんは放物運動の単元は、どのように授業をすすめていますか?
放物運動(斜方投射)の単元では、実際に物体を投げてみて、
鉛直方向は等加速度直線運動(鉛直投げ上げ)、水平方向は等速度運動になる、
ということを確認してから、数式の扱いに入っていくのが一般的かと思います。
生徒に実験をやらせて、実際の運動の様子を解析してから
進めていくのがベストだとは思いますが、
なかなかそんな時間をとることができない、そんな単元かもしれません。
そのことから、資料集などを使って、実際のものが飛ぶ様子と見て、
説明をして強引に終わらせていくこともできます。
ただ、生徒にとって資料集や教科書の世界というのは、
別の世界に見えてしまうのも、事実です。
実際に目の前で起こっている現象なのだということがわかるような
そんな教材作りが大切なのかなと思っています。
そこで生徒の身近なもので、運動を分析したものを
生徒に見せるという方法があるのかなとおもって、
数年前から自作の教材をみせています。
大したものではないのですが、今回はそちらをご紹介したいと思います。
まず生徒が使っている実際の教室で人形を投げた映像を撮影します。
生徒の教室で撮影した映像だということが大切な要素の一つです。
この映像をはじめに見せてから、映像について5フレームごとに時間をとめて、
生徒の前で動かして見せます。
すると、人形がゆっくり飛んでいき、放物線を描く様子が確認できます。
最後にスライドで確認をします。
5フレームごとに画像ファイルにして、画像処理をしたものを
スライドにまとめておき、それぞれの画像を重ね合わせることによって、
鉛直方向と水平方向の動くを確認していきます。
こちらにファイルをおいておきましたので、ご参考までにどうぞ。
パワーポイントファイル(Windows) キーノートファイル(mac)
繰り返しになりますが、大切なのは生徒の使っている教室で、
授業でもっていったことのあるぬいぐるみを投げている点です。
画像処理もそんなには大変ではありませんでしたので、
参考にしていただければと思います。
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