こ、細か!味噌汁のお椀がス~っと滑るのはなぜか?物理で解明

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いつもの物理の入門書か…と思ったら!

三省堂をぶらっと歩いていたら、こんな本がなぜかレジの前に平積みになっていました。

こういう物理入門書は様々なタイトルで出版されているので、またいつものやつかな〜なんて思いましたが、こういうのは手にとって中を確認するタイプのぼく。どんな特徴がある本なのだろうと、開いてみたら

ハマってしまいました!

お、おもしろい!何が面白かったのか!今日はこの本についてご紹介します。

味噌汁のお椀がテーブルを滑るのはなぜ?

この本は日常の中の物理をイラストを多くして、わかりやすく解明していくという本で、数式はできるだけ使わないようにしているとのこと。

左側にイラスト、右側に文章だから、見やすい構成

まず本をパラっと開いたら、なんとはじめのお話が表面張力ちょっと地味だな〜、でもなんで表面張力からなんだろう?普通の本は表面張力からははじまりません。と思ったら、これが布石となっていました。

次のページを開いたら、ヒット!

夕食のとき。食卓を台ふきんでふいて、味噌汁のお椀をおくと、あら不思議!味噌汁のお椀が、スーっとすべってしまうことがありますよね。

お、おおお!あぶないぞ!

これがなぜか?という超ちっさい話題だったのです。これが冒頭にある。

なんでこんなところに目をつけたの!?と思ってしまいましたが、たしかに気になります。ぐぬぬ、くやしい!ぼくはあまりきにしたことがなかったのが悔やまれます。

不思議だ、たしかに不思議だ!

というわけで理由を読んでみたら、食卓の机の上がわずかに濡れいて、その上にお椀をおくと、お椀の足に水がからみつきます(表面張力)。さらにお椀の足と机の間に密閉された空間ができ、閉じ込められた空気があります。この空気が上部のお椀に入った味噌汁によって暖められて膨張することで(ボイル・シャルルの法則)、お椀を上向きに押す力となり、お椀の重力が緩和され、お椀の足の摩擦力が小さくなるということが原因だというのです!

なんと「ボイル・シャルルの法則」が関係していたのです。おもしろすぎる!

うわ〜すっごいおもしろいわ!

 味噌汁の暖かさも原因としてあったことには驚きました。たしかに冷めているものって、あまり滑りませんものね。

こんなちっさな話題、でも気になるな!っていうのがあるわあるわ!すぐに買って読み込みました。

日常のちょっとしたことも、科学の目でみると又違って見える、これが醍醐味ですよね。ああおもしろい!でも注意が必要です。

これを生徒や奥さんに話すと理屈っぽいよね〜みたいな顔をされるので、おもしろいとおもっても、黙っておくことにしました。でも話したくて、みなさんにはお伝えしました!みなさんも気をつけて!

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プロフィール

桑子 研
桑子 研(くわこけん) 1981年群馬県生まれ。共立女子中学高等学校の理科教諭を務めるかたわら、サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など科学啓蒙書・参考書・絵本など10冊。東京書籍の教科書編集委員・ナリカサイエンスアカデミー公認講師。

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