スマホ無線充電の秘密に迫る!分解してみたら驚きの発見が!

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

スマートフォンの無線充電器、みなさんも使っている方が多いのではないでしょうか?でも、これってよく考えてみるとちょっと不思議じゃないですか?ケーブルも何もつながっていないのに、どうやって充電が進んでいくのか…。というわけで、今回はその謎を解き明かすべく、無線充電器を買ってきました!そして、思い切って分解してみたんです。すると、なんと中から驚きのものが…!

皆さんも、「あ、そんなことになってたのか!」と思えるはずです。ワクワクしながら読み進めてくださいね!

こちらが買ってきた無線充電器です。

裏側にゴムがあって、その後むをとると、ネジの頭がありました。丁寧にネジをドライバーで外していきます。

あきました。中を開けてみると、コイルが入っているのがわかります。

説明書には、注意点が次のように書かれています。

下記の状況では正常に充電できない場合があります。

・ 充電機器が満充電の場合。

・ 本製品と充電機器の間に異物がある場合。

・ 充電により、充電機器の温度が高温になっている場合。

・ 充電機器の充電面を正面にして設置した場合。

・ 充電機器と本製品の充電エリアがずれて設置された場合。

・ 近くにテレビ塔、発電所、ガソリンスタンド、放送局、大型ディスプレイ、 空港など強い電波やノイズの発生する場所で使用した場合

→ これで電磁波が関係していることがわかりますね。

・ 充電機器がアルミ箔などの金属の貼られたカードに接している場合

→ 電磁誘導によって充電されているため、途中にアルミ箔などを置いてしまうとうまくいかないということがわかります。

・ 充電機器が金属製のスマートフォンカバーなどで覆われている場合

・ 近くで電波式ワイヤレスリモコンを使用している時。

サンワサプライ株式会社. (n.d.). ワイヤレス充電器 (700-WLC002) 取扱説明書. 2024年6月12日取得, https://direct.sanwa.co.jp/contents/torisetsu/700-WLC002_m.pdf

スイカと同じで、受信機から電波が出て、スマホの方でそれを受け取って電磁誘導が行われるという仕組みです。スマートフォンも分解をしてみたいところですが、流石に高価で戻せなくなると困るので、こちらのサイトより持ってきました。

iFixit. (2019). iPhone 11 Pro Max 分解. 2024年6月12日取得, https://www.ifixit.com/Teardown/iPhone+11+Pro+Max+Teardown/126000

コイルが入っているのがわかりますね。このコイルにうまく電磁波を通さないと充電できないので、中心部に置かなければいけないということもよくわかります。

合わせてこちらのスイカを開けてみた!もご覧ください。

スイカやパスモに電池は不要!?分解してわかった驚きの仕組み!

 

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