空の色を解き明かす!レーザープリンターを駆使した曲面水槽(学生の驚きの実験)

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ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。このサイトで科学を一緒に楽しみましょう。

今日は、学生たちが自主的に行った授業についてお話ししたいと思います。実は先日、学生が「どうして昼間の空は青く、夕方には赤くなるのか?」という、身近だけれど奥が深いテーマで授業を行いたいと言ってきたんです。私は授業の2コマ分を学生たちに渡し、アイデアを存分に発揮してもらうことにしました。

授業の準備では、学生たちと一緒に何度も話し合いを重ねました。いよいよ授業当日。私が驚いたのは、学生がレーザープリンターを駆使して作り上げた「曲面状の水槽」でした。

この水槽、地球の形や地軸の向きを再現し、光がどのように空を青く、そして夕方には赤く見せるのかを視覚化してくれるものでした。実際に光を横から当ててみると、昼間の部分は白っぽく輝き、その周囲は青く染まりました。そして、夕方の部分では、光がオレンジ色に変わる様子がくっきりと確認できたんです。

上から見てみると、、、

まるで教材会社から発売されてもおかしくないような、完成度の高いモデルに感動しました。さらに、彼らが自作したシミュレーションも、手作りとは思えないほどのクオリティ。まさに彼らの創意工夫が詰まった授業でした。

なおもっとお手軽にやりたい場合にはペットボトルを使った方法があります。原理もこちらにまとめましたので、併せてご覧ください。

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