受験生におすすめしたい!原子分野を学ぶ前に読む漫画【リモート授業】
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。
原子分野を教えるときには、必ず科学史の本を読むことをおすすめしています。原子分野ほど、科学史の流れにそって教えたり、考えたりすることが大切な分野はありませんよね。また実験もどうしても大規模がなものが多いので、見せる系になっていく分野でもあります。
私自身何度教えても原子分野は頭にしっかり入っている!とか腑に落ちているというような自身のない分野で、毎年いろいろな種類の本を読んで、インプットしています。
受験生にとって時間がない中で読むのであれば、漫画がやっぱりおすすめです。例えば『マンガ おはなし物理学史』(講談社)などはよくかけていると思っています。
この本は量子力学のみではなく、物理学史をニュートンから綴っているので、古典物理と比較できて、良い仕上がりの本です。ただ、やはり原子分野は漫画にするのが難しいところもあるようで、文字も多くなりがちです。
でも、これだけ薄い本にまとめているので、全体を俯瞰するという意味では、大きなメリットがあるでしょうね。ここまでコンパクトにして、漫画に物理をまとめていくという試みに感謝!非常に大変な作業であったであろうことが伺われます。たぶんとっつきにくいと思っている原子分野が、もっと面白くて、興味深いものに感じられるはずです。
高校2年生もこれから勉強をする原子分野への流れを知るために、おすすめした1冊です。またもう一つおすすめがあって、もしかしたらアメコミ風で絵が気に入らない可能性があるのですがこちらの本です。
私はこっちのほうが好きだったりもするのですけどね。
さて原子分野は電子の発見から入っていきます。
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