スタートチェック!単位換算のコツ!【理科】

  • X
ケン博士
サイエンストレーナーの桑子研です。 

中高生でちょっと物理が苦手なんだよな…という生徒の中には、基本的な計算や単位換算がぬけてしまっているという生徒も中にはいます。そのような生徒のために、単位換算のコツについて今日は紹介したいと思います。

組立単位の単位換算

今回は組立単位の単位換算のやり方のコツについて紹介します。例えば次のような問題の単位換算はできるでしょうか。

問題 【 】内の単位に変換しなさい。割り切れない場合は、有効数字を2桁にして答えてください。

(1)1km 【m】  (2) 20km/h【m/s】  (3) 2.0 g/cm3 【kg/m3

組立単位の単位換算のコツ、それは分母を1とすることにつきます!それではやってみましょう。

(1)     キロ(k)は1000を表します。答えは1000mです。

(2)     このような組立単位の場合には、分母を1として単位を少しずつそろえていきましょう。

1 分母を1として、単位をそれぞれ書く

   スクリーンショット 2014-03-22 17.31.40

2 分子分母、別々に目的の単位に合わせていく

1時間は60分、1分は60秒なので、1時間=60×60sとなります。またkは1000を示すので20km=20×1000mとなります。

 スクリーンショット 2014-03-22 17.31.24

 これを計算すると、5.555m/sとなり、2桁に合わせると答えは5.6m/sとなります。

(3) (2)と同様に分母を1として単位を揃えていきます。

1 分母を1として、単位をそれぞれ書く

 スクリーンショット 2014-03-22 17.31.28

2 分子分母、別々に目的の単位に合わせていく

1kgは1000gなので、1gは1/1000 kgとなります。また1cm3は1cm×1cm×1cmです。さらに1mは100cmなので、1cmは1/100mとなります。よって、1cm3=1/100m×1/100m×1/00mとなります。

 スクリーンショット 2014-03-22 17.31.34

 これを計算すると、2.0×103kg/m3となります。ちょっとしたことですが、つまづきの解消をしておきましょう。

科学のタネを発信中!

ニュースレターを月1回配信しています。

[subscribe2]

登録はこちらから