3ステップで解ける!等加速度運動の公式の使い方
落下運動の1・2・3
高校物理の復習シリーズの3回目です。
今日は等加速度直線運動の公式の使い方について復習をしてみましょう。
例えば落下運動などの問題を解く場合には、次の3ステップ解法を使うと、
どんな問題も簡単に解くことができるんです。
等加速度直線運動の問題については、次の3ステップで解いていきます。
1 絵を描いて,動く方向に軸をのばす。
2 軸の方向をみて,速度・加速度に + または − をつける。 3 a,v0を「等加速運動の公式」に入れて問題にあった公式をつくる |
例えば次のような問題を解いてみましょう。
問題1 小球をある高い木の上から初速度0で落下させた(自由落下)。ちょうど2.0秒後に地面に落下した音がした。この木の高さを求めなさい。また地面に達する直前の速度を求めなさい。重力加速度は9.8m/s2とします。
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解答はこちら!
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まずはか必ず絵を書いてとくのが物理を得意科目にするポイントです!
① 絵を描いて,動く方向に軸をのばす
軸は物体が落ちる下向きにとりましょう。
② 軸の方向をみて,速度・加速度に + または − をつける
③ a,v0を「等加速運動の公式」に入れて問題にあった公式をつくる
a=+g、v0 = 0を代入します。
最後に2秒後に落下した音が聞こえたということから、t=2を、またg=9.8を代入して高さを求めると、
y = 1/2×9.8×22 = 19.6≒ 20m
となります。
答え 20m
いかがでしたか?速度を聞かれたら速度の公式を使っていきましょうね。中学3年生は春休みに復習をしておきましょう。
参考
3ステップ解法についてはこちらにまとめました。本校の生徒は授業内で学習することばかりなので、他の参考書を買った方がいいと思います。
ぶつりの1・2・3 誰でも解ける! セ…
桑子 研
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