バ、バカな!ビールの泡の崩壊と放射性崩壊の関係!国バカ10

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国際バカロレアの物理の教科書について研究をしています。今日は放射性同位体の崩壊の数式について
理解するために、ビールの泡の崩壊について考えてみようという面白い実験についての紹介です。

P248 泡の崩壊実験

放射性同位体の崩壊を示す式は次のようになることがわかっています。

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Nがいまある放射性物質の数、N0がはじめの数、λが崩壊の速度をきめる定数、tが経過時間です。

この数式をイメージというか、理解するために、ビールをメスシリンダーなどに注いで、泡の崩壊を調べてみようという実験です。

泡の消えにくい液体が望ましいとかいてあります。コーラだと泡の崩壊速度が早過ぎるから難しいそうです。

例えばビールをメスシリンダーに注いで、その泡の高さを5秒後ごとに測定します(実際には、液の部分の長さを測ることで求めます)。

そして縦軸に、泡の高さh、横軸に時間tをとると、

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このような数式に綺麗にフィットするそうです。このあと、エクセルをつかってλの値を様々に変化させた時に、
曲線がどのようになるのか?なども実験をしていました。

面白いアイデアですよね!こんなに身近なもので、放射性崩壊を感じることができるなんて、ぜひやってみたい実験ですね。

今度やってみようと思います!

→ 実際にやってみました!レポートはこちらをどうぞ!

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プロフィール

桑子 研
桑子 研(くわこけん) 1981年群馬県生まれ。サイエンストレーナーとして全国で実験教室やICT活用講演会を開いている。著書は『大人のための高校物理復習帳』(講談社)、『きめる!物理基礎』(学研)など10冊。